☆入院生活☆

去年の骨折入院の話です～～

救急車で運ばれ、応急処置後、そのまま入院する事になった私

まずは入るお部屋を決めなければなりません。
そりゃ、もちろん個室よね～～と思ったら、な、なんとっ

個室は差額ベット代が１日２万円

高すぎるよ～～

無理だよ～～

そんな贅沢出来ないよ～～

しかしっ

我が儘で人見知りな私が集団生活なんて…無理だよ～～

それに消灯時間９時だって

テレビももちろん消灯

そんなに早く眠れないよ～～

無理だよ～～
と、パニクっていたら
「今なら四人部屋にひとりで入れますよ」

と優しい看護師さんの声がっ

四人部屋だけどまるで個室～～
素晴らしい～～っ

消灯は夜９時だけど、
何時までテレビ観てても

何時までスタンドつけてても

誰にも気を使わずに過ごせるのだ

やった～～良かった～～

こうして私の病室は決まりました

ところが

すぐに居心地が悪くなってきました

まだ手術前で、シーネという添え木みたいなもので足をしっかり固定された私は、足を曲げることも、もちろん歩くことも出来ません。

足を地面につける事は厳禁で、なるべく上にあげ、ベッド上でひたすら安静にしてなければならないのです。

ひとりではトイレにも行けず

いちいち看護師さんやヘルパーさんを呼んで、車椅子で連れていって貰わねばなりません。

だけど、申し訳ないから、ギリギリまで我慢

そんな状況なので、私のベッドへ来てくれた人としか会えないし、会話も出来ない。

四人部屋独り占めで、気ままに一人を満喫するはずが、なんとなく不安で孤独

一日中誰とも会わず、誰とも会話しない日なんて、今までいくらだってあったはずなのに

ベッドで一日中だらだらゴロゴロしてる日だって、沢山沢山あったはずなのに

それに、消灯後の広～い部屋はひとりっきりだととっても怖い

シーンとしてる中、ちょっと物音がするだけでドキッとしてしまう

お化け泥棒

不安な夜はとっても長い


そんな時思い出すのは、
去年亡くなった劇団時代からの仲間、親方のこと…
親方はどういう気持ちで病院のベッドの上にいたんだろう……
そして、一昨年亡くなった肝さんのこと……
肝さんはどういう気持ちで病院の夜中をやり過ごしたんだろう……



私なんて、たかが骨折

不安も孤独も恐怖もたかが知れている…

あまったれもいい加減にしろだ

なぁーんて、自分を戒めながらも、
やはりず～～っと押し黙ってベッドの上にいるのは辛いのだっ

声も出なくなっちゃうんじゃないかって不安だし

（流石に発声練習する訳にもいかないしね）

社会と切り離されちゃった気もするし～～

そんな矢先

お仲間が二人入られました

とっても良い方々で、まるで合宿所のような病室に早変わり～～

孤独な入院生活の前には人見知りなんて何処吹く風か～～

自分の我よりも皆さんとの和

いっきに楽しい入院生活になりました～～


さらに手術後は、自分で車椅子移動も出来るようになり、トイレを我慢する事もなくなりましたし、１日２回のリハビリも始まったので、生活にはりも出てきました

暗いことも沢山書いてしまったけれど、結構充実した入院生活になったので心配しないで下さいね

（以前のブログも参照してね～～）




長くて下手くそな文章をここまで読んで下さり、ありがとうございました

これに懲りず又いらして下さいね

最後に

今回の入院生活で思ったこと

（沢山あるけど、とりあえずひとつ）

ヨボヨボのおばあさんになって、
独り暮らしをしなきゃならなくなったら、
老人ホームかシェアハウスに入るぞぉ～～

ちゃんちゃん

西原久美子