(つづき)
 さて、朝は6時頃に子供らが先に目覚め、彼らに起こされました。何だかトレーラー泊に興奮しているようでした。とはいえ室内は寒いですから、家族総出で朝風呂に・・。暖まったところでSAのカフェテリア(?)で朝食を済ませました。いやあ、SAって便利ですねぇ。殺風景ですけど。

 到着時間から、9時前には足柄SAを出発しました。東名高速はずっと順調、保土ヶ谷バイパスで少しだけ混雑しましたが、アクアラインも無事通過。館山道の2車線から1車線になるところでノロノロになったものの、定刻前に目的のお寺に到着。
 問題は、お寺の駐車場はあまり広くないので、方向転換が必要なことです。でも、他に車が殆ど居なかったし、家内も誘導してくれたので、不安なく方向転換できました。ただ、家内が「右に切って~」って言うのは全部逆でしたけど(笑)


 義母への回向と、お墓の掃除を済ませ、家内の兄弟とその伴侶、さらに子供たちで総勢14人。さらにお腹に1人いるとのことで、なかなかに家内の家系も繁栄しております。

 後から考えると、な~んかこのあたりから色んな事がかみ合わないことが多かったのですが・・。

 東京湾フェリーの金谷港すぐ脇のレストランが、日曜日の14時頃というのに入れない(夜の宴会のための準備が忙しい)と・・。じゃあ、すぐそこの中華料理店は?開いてる。じゃ、入って食べましょう。うんうん、餃子も麻婆豆腐も美味しいね。美味しいけど、あと5人分の定食は?え、今から作る?もう他は食べ終わっているんだけど・・・。まあいいや、注文はキャンセル。金谷港ターミナルになんかあるでしょ。おお、ここのおそば、かなり美味しいよ!最初からここで食べれば良かったね。お土産も買えたし。
 じゃあそろそろ乗船だから、それぞれ車に戻ろうか。

 順次、最初から待っていた1番目のレーンから乗船。一緒に来た義兄の車は3レーンだけど、私のはトレーラー付きだからか、ダンプの隣の8レーンに行ってくれと言われたが…待っていた殆ど全車が乗り込んで、後から来た車輌もどんどん乗っているのに私のところに何も言ってこない。なんかもうフェリーが一杯になってきたぞ。
 こりゃおかしい・・と思っていたら、係員がやってきて『済みませんが、乗れそうにありません』と・・
 さすがに「ふざけるな!こっちは指示通りずっと待っていたし、仲間はもう乗り込んでるんだ!(以下略)」と怒鳴りつけてしまいました。何とか乗れたから良かったですが、あれ、黙っていたらもう1時間遅れて、しかも義兄らとも離ればなれだったかと思うと・・。おまけに「すまん」のひと言もないから、たぶん私はもう東京湾フェリーは使うことはないでしょう。レンジ+トレーラーで1万円以上の料金だったし。

 この日は波が高く、船内では真っ直ぐ歩けないような状態でしたが、子供と従兄たちはむしろたのしそうでした。ゆわんゆわんゆれて、私も楽しかったです。

 やがて久里浜港着。ここで、静岡までの義兄らとお別れです。子供らも従兄弟姉妹と別れるのがつらそうですが、近日の再会を約束してそれぞれの車に乗り、下船しました。

~~~(ここからは内緒の話ですが、こういう経過でも、家内の家系の人々は声を荒げたり不機嫌な顔をしたりしません。気負いがないからなのでしょうが、本当に気持ちの良い人たちです。自分がちょっと恥ずかしくなったりして。内緒の話おわり)~~~

 横浜横須賀道路を、横浜町田方面に向かいます。周囲のナンバープレートを見ると『ああ、首都圏の人が遊びから帰るところなんだな~』という様相です。ですから、混雑もするし渋滞もしますね。楽しくはないですが。
 以前、この渋滞を避けて静岡に行こうとして、朝比奈から鎌倉方面の一般道を使ったら、もっと酷い目に遭いましたから、ここは我慢して、横浜町田に近づくと・・・
「裾野ー清水 渋滞30km」
 なんですと?原因がわからないけど、30kmとは…。このままでは午前様確実か。
 それならいっそ、と環八経由で高井戸から(乗れると思ったら下りは乗れないようで、甲州街道で調布ICまで行って)中央道に乗って、北ルートで帰ることにしました。

 しっかしさすが山の中の高速道路。標高1000m以上を牽引しながら頑張る'97年式20万km超えの我がレンジ、健気によく走る。だけどなんだかちょっと可哀相にも思えてしまいました。
 横横から子供らは眠ったまま。従兄弟姉妹と戯れるのが余程楽しかったのでしょう。しかし18時前から21時を過ぎてもまだ寝っぱなし。家内には休んだ方が良いと言われるし、勧めに従って、諏訪湖SAでもう一泊することに。外気温は氷点下3度だけど、大丈夫か?
 でもまあ子供らは寝袋、大人は布団に入っていれば何とかなるもんでした。子供も入れてですが5人乗車しているからか、思ったほどどんどん冷えてくる感じはありませんでした。

 残念だったのは、SAの温泉が閉まっていたこと(10時~21時)。温泉が開いていれば、もっとあったかでしたね(それよりボンベの準備でした…スマヌ)。

 そんなことで、5時半に目覚ましをかけて、床につきました。   (つづく)