所有事業者：東京都交通局（東京）

仕様・用途：一般路線仕様

登録番号：練馬２００か３７３５

局番：Ｆ－Ｋ２５３号車

配置：北営業所練馬支所

初年度登録：２０２３年

シャシー製造：三菱ふそうトラック・バス

搭載機関：三菱６Ｍ６０（Ｔ６）型

車体架装：三菱ふそうバス製造

車両型式：２ＰＧ－ＭＰ３８ＦＫ

車名：三菱ふそうエアロスターノンステップ

撮影日：２０２４年４月２７日（土曜日）

撮影場所：新宿駅西口

連チャンで都営バスを取り上げます。

前回は都営バス１００周年記念ラッピング車をお届けしましたが、今回は昨年納入した新車になります。

諸元は１００周年記念ラッピング車と同じなのでここでは割愛しますが、車内レイアウトが少々変化しています。

それまで “バスヲタの特等席” だった運転台後部の座席（乗降扉側を含む）が撤廃されたほか、その見返りに中扉後部の１人掛けシートが２人掛けになったこと。これで±０となり、定員は変わっていません。中扉付近にあるフリースペースもすっかり定番になりましたけど、夕方の帰宅時、「座りたい」時に座れないのはちょっとキツかったりします。

２０２３年度納入車（記号：Ｋ）は昨年７月から戦列に加わり、３月末までに所定の８０台が納車を完了させています。

なお、都バスでは局番の付番方法が数年前から変更されており、それまで特定車の割り当てだった９００番台が一般車に振られるようになりました。

昭和時代は二桁（一応、百の位には “０” を振る）が貸切車、１０１～６９９が一般路線車、７００番台が欠番、８００番台が中型車、そして９００番台が特定車だったんですが、１９８０年代になって所有台数が増えて重複番号が懸念されるようになると、欠番になっていた７００番台を使うようになります。さらに、特定車両の納入が無くなったので９００番台も空きになり、しばらくの間はそれで推移していたんですが、２０１８年度納入車（記号：Ｄ）から９００番台も一般車両に振るようになりました。最初はスカニアのフルフラットバスで、一般路線仕様車と区別する意味合いで９００番台を振ったのかなと考えられますが、一昨年納入した時に９００番台を振ったので、お構いなしになったようです。

なお、今のところ、最後の中型車である江東区のコミュニティバス専用車（Ｓ－Ｄ５１３）は８００番台を用いず、いわゆる「中型ロング」も一般路線仕様に含んだ数字が振られています。

練馬営業所はいつの間にか北営業所の支所扱いになりましたが、練馬も北も当時のメインは日産ディーゼルでした。そこにエアロスター。これも「崩れた伝統」になるんですかねぇ～？

あと、撮影した新宿駅西口は今、再開発工事の真っ最中。西口のランドマークだった小田急百貨店のビルは姿を消し、辛うじて京王百貨店と小田急ハルクが残されてるだけでした。

【参考文献・引用】

バスラマインターナショナルＮｏ．２００

年鑑バスラマ２０２３→２０２４

（いずれもぽると出版社刊）

都バス資料館

今日の１台・１１５３