チャット仲間の須賀ハジメさんの奥さんがスーパーガールになって帰ってきました!
大学を卒業して社会人になりました。
平和な学生時代も無事終わり、郁子は中学の音楽教師になった。その初日、郁子はいきなり寝坊をしてしまった。
ジリリリリ…!
「あ、こんな時間!目覚まし一時間間違えた!しかたがないわね。今日だけ特別よ…」
スーパーガール変身した郁子はマンションの6階の窓から飛び出した!
学校まであと15分。スーパーガール郁子の飛行速度はジェット機を凌駕していた。
ビュン!
郁子の赴任する学校の校門に突風が走る。
「おい!なんだ?今の突風は。風の中に青い影があったぞ?」
「あ、玄関にスーパーマンがいるぞ?」
「いや、髪の毛が長いから女だな…。アメコミで読んだけど、アメリカじゃ女のスーパーマンがいるらしい。スーパーガールっていうんだ」
「じゃあ、あれはスーパーガールか?なんでスーパーガールが学校にくるんだ?転校生かな?」
郁子は赴任していきなり2年生の担任を持つ事になった。
郁子の学校は下町のちょっと荒れた中学校。ましてや、一番生意気盛りの2年生だった。初めてのホームルームの時間、郁子が教室に入っても誰も席に付かない。
彼女は何も言わず名前を黒板に書いた。
「丸川郁子。担当科目音楽、職業スーパーガール!」
コレを見た1人の男子生徒が声を上げた。
「オイ、このお姉ちゃんスーパーガールだってよ。どこがスーパーなのか見せてもらおうぜ!」
「はいはい、席に付いて。私は丸川郁子と言います。スーパーガールは学生時代のあだ名です」
「先生、どこがスーパーなのか見せてよ…」
「じゃあ、そこの後ろの広辞苑、投げてくれる?」
パッ!
郁子は投げられた国語辞典を片手でキャッチした。
「私が音楽の先生になろうと思ったのは音楽を通してみんなの心を潤わせたいからよ…」
郁子は笑顔でそう言いながら広辞苑を引き裂いてしまった。
「いい?私を怒らせたら、この広辞苑みたいになるかもよ?」
郁子はいたずらっぽく笑った。
「先生、スーパーガールならスーパーマンみたいに弾よりも速く走れるの?」
「さあ、それはどうかしら?明日の体力測定のときまでお楽しみね」
こうして、スーパーガール郁子先生の社会人生活が始まった。
-つづく-
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