スーパーガール郁子さん、女子大生編 | 新AK-3のいろいろブログ

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スーパーヒロイン、特にスーパーガール、スーパーウーマンについての妄想や鉄道の話し、たまにプロ野球の話しなんかもしたいと思ってます。

※このブログネタは99%の妄想と思い込みで、出来ています!

チャット仲間の須賀ハジメさんの奥さん、郁子さんの大学時代の話しです。



ハジメと郁子さんは高校を卒業し、それぞれの大学に進学した。

ただ、郁子さんの場合はちょっと複雑な進学状況になった。

その、たぐいまれな身体能力を銀河警備機構に見いだされ宇宙の平和を護る銀河平和大学へ推薦入学したのだった。
銀河平和大学は銀河系中の能力に秀でた少年少女が集められ、銀河系最高の学術と平和学を学び、やがてそれぞれの星に派遣され、それぞれの星の平和を護るのであった。

銀河平和大学は地球の大学と同じ4年制だったが郁子はその宇宙的に優れた身体能力と地球上には存在し得ないスーパーコンピューターを遥かに凌ぐ頭脳でありとあらゆる学術を学び僅か二年で飛び級をし、銀河平和大学卒業した。そこには一つの理由があった。既に地球でスーパーガールとして活躍をしていた由美が他の惑星に派遣される事になったからであった。

ある日の深夜、郁子はスーパーガールとして地球に戻ってきた。そこは彼女の編入予定の大学の教室であった。スーパーガール姿でピアノを弾く郁子。深夜の教室にピアノが鳴り響く。
不審に思った警備員がピアノが鳴る教室へ向かった。

スーパーガール姿の郁子は警備員の気配を感じとるとすぐに私服姿になった。そこへ警備員がやってきた。真っ暗な教室で郁子を懐中電灯で照らす。

「あなたはここの学生さんかい?こんな夜中に何を?」

「警備員さん私ですよ。ピアノ学科の丸川郁子です」

「丸川さん?そんな子、居たかな?」

その時、郁子の目が赤く光り、警備員を見つめた。

「あぁ、丸川さんか…。もう用は済んだの?こんな遅い時間だよ。用が済んだら早く帰ってね」

警備員は教室から出て行った。

「宇宙原始人類学で学んだけど、地球人って本当に単純なのね。地球で育っただけに、ちょっとショックかも…。さあ、帰ろう」

郁子は再びスーパーガール姿に戻ると、窓開けて外に出た。この教室は校舎の6階だった。郁子は空中で窓を閉め、ウインクをすると窓にロックがかかった

ビュン!!

郁子の姿は忽然と消えた。

次の日、スーパーガール郁子は大学編入の手続きを学生科で行っていた。

「すみません。今度、ピアノ学科に編入する丸川郁子ですが…」

「ピアノ学科に編入ですか?事務長から聞いてないな…。ちょっと待って、事務長に確認するから…」

係の山浦は事務室を出た。その隙に郁子はパソコンにに向かい書類を作り始めた。目にも止まらぬ速さでキーボードを打ち、ほんの数秒で推薦状を書き上げたのだ。そして目にも止まらぬ速さで書棚にしまい、何も無かったように、たたずんでいた。

「事務長に確認したが、聞いてないらしいな。何かの手違いかな?」

「あそこの書棚の編入届のファイルにありませんか?」

「ファイル?そんなものあったかな?」

山浦は書棚を開けると、編入届推薦状のファイルを見つけた。

「こんなファイル、有ったんだ…。なになに?ああ、留学から帰って着たのね。じゃあ、この書類に必要事項と名前とハンコお願いね…」

こうして、郁子は芸大のピアノ学科に潜り込むことが、怪しまれず出来たのであった。

地球に戻ってきた郁子は実家から大学に通う事になった。彼女の家は都心からちょっと離れた郊外だった。彼女は高校時代の痴漢にあった経験がトラウマになり、空を飛んで通学することにした。電車なら1時間かかる所を彼女は数分で通うのだ。

「由美からは結構ハードだ…って聞いたけど、意外とこの街は平和なのね。由美が活躍したおかげかな?」

確かにスーパーガール由美がいた頃とはスーパー郁子の活躍の度合いが違っていた。由美は銀行強盗を退治し、爆弾テロリストから人質は救い出し、時には謎の飛行物体からの破壊攻撃から街を救った。

郁子がスーパーガールとして地球に赴任して来てからというものは踏切でエンストをしたクルマを守るために、120km/hで走行する特急を止めたり、電線に引っかかった風船を子どものために取ってあげたり、至ってのんびりしたスーパーガール生活であった。


時には郁子自身が事件に巻き込まれる事もあった。

郁子がピアノ学科に編入して一週間のある終末、彼女の歓迎会が開かれた。

「あ~、ちょこっと飲み過ぎちゃったかな?」

「郁子、駅は反対よ。早くしないと終電、行っちゃうよ」

「あたし、国道まで歩いて、タクるわ。じゃあね」

郁子は国道まで歩くフリをして、路地裏に入った。そこにチンピラがやってきて郁子にナンパをしてきた。

「おねえさん、もう帰るの?こんな所で一人歩きは危ないよ。俺たちが送ってあげようか?」

「あ、いえ、結構です。一人で大丈夫ですよ…」

チンピラたちはしつこく郁子にまとわりついた。郁子は袋小路に入ってしまった。いや、敢えて袋小路に入ったのであった。

「なあ、おねえさん、俺たちと遊ぼうぜ」

一人のロン毛男が郁子の腕をつかんだ。

「だから、帰るって言ってるでしょ?」

郁子は男の腕を振り払った。男は投げ飛ばされブロック塀に激突した。

「テメェ、大人しくしてればいい気になりやがって!」

ガタイのいい短髪男がナイフを取り出す。

「そんなモノで脅すの?私に通用するかしら?」

ジジジシ…

郁子の目が金色に光りヒートビジョンが男のナイフに照射された

「アチチチチ…」

男は真っ赤に焼けたナイフを放り出した。

フッ!!

郁子はスーパーブレスで短髪男を吹き飛ばした。

「テメェ、ナメたマネしやがって!」

もう一人の男は鉄棒を振りかざしてきた。郁子は怯むこと無く、鉄棒を片手でつかんだ。郁子には笑みさえ浮かんでいた。

グググググ…

郁子はもう片方の手で鉄棒をつかむと、グニャグニャにねじ曲げ、手錠代わりに男の手首に巻きつけた。

「ちょっと、ここで寝ていてね」

ドスッ!!

郁子は男の鳩尾にパンチを入れた。

彼女は携帯を取り出し、110番通報を自らした。

「もしもし、いま、チンピラに囲まれています。場所は*※◆駅前の商店街の袋小路です…」

郁子は電話を切るとスーパーガール姿に変身をした。変身が終わるとほぼ同時に警官が駆けつけた。

「あなたはスーパーガールさん。いま、暴漢に襲われていると通報があったんですが…」
「暴漢は私が退治しました。女の子は私が助けて、もう帰りましたよ」

「そうですか。犯人確保、ご協力ありがとうございます!」

警官は郁子を襲ったチンピラたちを連行して行った。

「あ~、本当に終電行っちゃった…。じゃあ、あたし帰るねドキドキ

郁子は連行されていくチンピラたちにウインクをすると、地面を蹴って夜空へ消えて行った。



そんな郁子の平和な学生生活も終わりに近づいた頃、最大の事件がキャンパスで起きた。それは卒業を間近にした卒業記念演奏会の時だった。

郁子がもうすぐ演奏の番という時に、緊急事態は発生した。キャンパス内に時限爆弾が仕掛けられたというものだった。
会場内に居た人々は全てキャンパス内から避難をした。もちろん郁子もだ。しかし、郁子は避難をしながら、どうやって事件を解決するか模索をしていた。スーパーガールに変身をして爆弾を処理するのは簡単だが、大勢の人前で変身するわけにはいかない。郁子模索をしていた。
キャンパスの門は機動隊によって封鎖されていた。

「もう、時間が無いわ。強攻策ね」

郁子は封鎖されている門に前にいる機動隊員に声をかけた。

「すいません。講堂に大事な物を忘れてしまったんですけど…」

「ダメダメ!!キャンパス内は今、立ち入り禁止です。悪いけど、大事なモノは諦めて!」

「じゃあ、すいません。強行突破させていただきます!」

ドレス姿の郁子は2,3歩後ずさりすると、膝を軽く曲げ地面を蹴った。彼女の身体は門の高さを遥かに超えるジャンプ力で機動隊員の頭上を飛び越えキャンパス内に入った。

「な、なんだ?あの女、俺たちを飛び越えたぞ?」

郁子は目にも止まらぬ速さで走り物陰に姿を隠した。彼女は全神経を研ぎ澄まし耳をそばだてた。彼女の聴力は遥か数キロ先で針が落ちる音も聞き分けられるのだ。スーパーヒヤリングだ。

「あ、この音。この方向なら学食ね。もう、ここで変身ょ」

郁子は学食につながる通路を目にも止まらぬ速さで駆け出しながら、スーパーガールに変身をした。彼女はさっきいた講堂を飛び越え、学食の入り口に降り立った。そこには爆弾のありかがわかったのか、自衛隊員がいた。

「あなたはあのスーパーガールさん…」

「爆弾は学食の中なのですか?」

「今、爆弾を捜索しています。」

スーパーガールに変身をした郁子は学食の倉庫の中を透視していた。

「有った!あと、2分しか無いわ!!」

スーパーガール郁子は学食の扉を蹴破り中に入る。倉庫の扉にはロックがしてあった。

「仕方がないわね。ごめんなさい!」

スーパーガール郁子は扉の隙間ににしなやかな細い指をかけると一気に扉を引き剥がした。

ガシャーン!

扉が吹き飛ぶと、そこには時限爆弾が置いて有った。残り時間はあと1分を切っていた。

「1分なら、なんとかなるわね。この爆弾、私が処理します!」

スーパーガール郁子はそう叫ぶと学食の天井を突き破りあっという間に成層圏に出た。

「ここなら、大丈夫ね」

スーパーガール郁子は時限爆弾を宇宙空間に向かって放り投げた。

バン!!

あと10秒遅かったら、気象衛星ひまわりにぶつかるところだった。

その頃、キャンパスの封鎖は解かれ演奏会も再開されようとしていた。
もうすぐ、郁子の出番だった。彼女は全速力で空を飛び講堂に戻った。講堂では郁子の姿が見えなくなり、ピアノ学科のメンバーが探していた。
もう、ドレス姿に戻っている時間はなかった。
彼女はスーパーガール姿のまま、ピアノの前に姿を現した。

「すみません。丸川さんは急用が出来て帰られました。そこで、丸川さんの代わりに私が丸川さんの楽曲を弾かせていただきます。丸川さんから、私の代わりにピアノを弾いて下さいと伝言を預かりました」

そして、いつも以上にピアノを弾くスーパーガール姿の郁子。

「スーパーガールって、ピアノのもすごいのね…」

彼女の演奏を聞き入った人々は口々につぶやいた。

やがて、スーパーガール姿の郁子の演奏が終わった。会場は割れんばかりの大拍手だった。

「それでは私はこれで…」

スーパーガール姿の郁子はそう云うと、姿を消した。

それと入れ替わりに郁子が舞台に上がった。

「みなさん、心配おかけして、すみません。避難する時にみんなとはぐれてしまって…」

こうして、スーパーガールがスペシャルゲストとして参加した演奏会は無事終了した。

演奏会の打ち上げではスーパーガールが郁子の代わりにピアノを弾いた話題で持ちきりだった。

「そういえば、あのスーパーガール、郁子に目元が似てなかった?あと、ピアノの弾き方とか…。まさか、郁子があのスーパーガール!?

「ないない。私、あんなにグラマーじゃないし…。空なんか飛べないわよ」

そして、郁子は芸大を主席で卒業した。

「途中編入して、主席で卒業だなんて、やっぱり郁子はスーパーガールねショック!

-大学編おわり-



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