スーパー美穂の活躍 | 新AK-3のいろいろブログ

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スーパーヒロイン、特にスーパーガール、スーパーウーマンについての妄想や鉄道の話し、たまにプロ野球の話しなんかもしたいと思ってます。

※このブログネタは99%の妄想と思い込みで、出来ています!

これは以前運営していたホームページに投稿されたSSです。


…突如として空から舞い降りた美女の前に、凶悪なテロ組織の男たちはただうろたえていた。男たちは確かにほんの数秒前まで、全員が手にした機関銃で目の前の女1人に一斉射撃を加えたはずだった。
それなのにその女は何事もなかったように、平然と笑みを浮かべたまま背中のマントを風になびかせて立っている。

「そ、そんな…どうなっているんだ?」

「これだけの弾丸を浴びせて、なぜなんともない…。いや、弾はどこへ行ったというんだ!?」

女は状況が飲み込めない男たちがおかしくてたまらないという表情をしながら、 その両手のひらを男たちに見せ付けるように前へと突き出した。 それを目にした男たちの表情がみるみるこわばっていく。 彼女の手の、全ての指と指の間に…。大量の銃弾がぎっしりと挟まって いたのだ。

「こんなおはじきで、私を黙らせられるって本気で思ってたの?おめでたい人たちね…。ふふっ」

「バ、バカな!!我々の機銃掃射を全て素手で受け止めてしまったというのか!?

「そのようなことはありえない!ええい怯むな!!撃て撃てーっ!!」

「目の前で起こってることも理解できないの?かわいそう」

そうつぶやいてスーパー美穂は手の中の銃弾から1つを指で転がす と、人差し指で前方めがけて軽くピンと弾き飛ばした。

“ビシィィィィッッ!!”

「ぐぎゃあああああああああああああ!!」

機関銃を構えて今にも射撃しようとしていた男たちのうち1人の太腿を、その弾いた弾が襲った。 脚を深々と突き刺され、男は銃を捨てて泣き叫びながら転げ回る。

「あらあら、痛かった?ごめんなさいね。もうちょっと手加減してあげないとダメみたいね」

男たちはその一瞬の出来事に震え上がった。 指先1つで、自分たちの使う銃と変わらない威力で弾を撃ち出した女。 一体何者だというのだ…。 体にピッタリとフィットしている鮮やかなブルーのボディスーツが、彼女の均整の取れたそれでいて逞しいシルエットをより美しく演出している。 そして真っ赤なミニスカートとロングブーツによって一層引き立てられ た美脚。 そんな、男なら誰しも吸い寄せられてしまうような長身の美女を前に、 男たちは追い詰められていく。 なぜだ…。この女のどこにそんなパワーが隠されているというのだ!?

「せ、戦車隊!かまうな、この女を殺すんだ!!」

この組織を率いていると思われる男の号令を受けて、後ろに控えていた1台の戦車が美穂に照準を合わせる。 よもやたった1人の人間相手、しかも女に戦車の大砲を用いることになろうとは…。

しかし美穂は、その巨大な兵器を前にしても全く動じる様子は見せず、そればかりかクスッと笑い声まで漏らしていた。

“ズゴオオオオオッ!!”
“グニャァ!”

「な・・・なんだと!?この女、戦車の主砲を…」

隊長の男をはじめ、テロ組織の兵士一同は目の前で起こった事態に己が目を疑った。 一瞬のうちに、まるで光のような速さで戦車の懐まで接近した美穂のブーツが空高く蹴り上げられたと同時に、鋼鉄製のはずの太い砲身は大きな音とともに根元から90度折れ曲がり、まるで煙突のように真上を 向いていた。 美穂のキック一撃のもと、一瞬にして主砲は使い物にならなくなったの だ。

「いい大人なんだから、そろそろおもちゃは卒業すれば?」

余裕たっぷりにつぶやきながら、美穂は一旦空中にフワリと浮かんだのち前方回転しながら急降下、ブーツのかかとを重戦車めがけて凄まじい 勢いで振り下ろした。

“ベキ、グシャアッッ!!”

「!!」

「ば・・・化け物だ、この女!!」

美穂が軽やかに着地したときには、巨大な戦車は真ん中で2つ折りと なってVの字に地面にめり込んでいた。 美穂のブーツの刻印をくっきりと残して煙を上げている醜い鉄屑がそこにはあった。 戦闘機のミサイル攻撃にも耐えうるはずの戦車を、武器も使わずしてたやすくスクラップにしてしまった美穂。 そしてその超人的なパワーからは想像もできない優美な微笑をたたえながら男たちに問いかけた。

「これでもまだ降伏する意思がないなら…。あなたたちもこうしてあげないといけなっちゃうわね」

「我々は…触れてはならないものを相手にしてしまったんだ!!」

「そ、総員退避ーっ!!」

持ちうる全ての兵力をもってしてもただ1人の女に傷一つ負わせることもできず撤退を余儀なくされた男たち。 屈辱に胸をかきむしられながら、それでも美穂への恐怖から全速力で装甲車へと乗り込んでいく。

全員の収容が完了したのを確認した後、アクセルを力いっぱい踏み込んで離脱…できない!! タイヤが空回りする音が聞こえてくるばかりで、装甲車は一向に前進し ない。男たちに動揺が広がる。 直後、フワッと浮かぶような感覚をその場にいた全員が感じた。 強化ガラス越しの外の景色が上へとスライドした。

「逃がさないわよ。悪はきっちり懲らしめなきゃね」

下のほうから美穂の声が聞こえ、兵士たちは車内で混乱に陥れられた。そう、兵士数十人が乗り込んだ巨大な装甲車は、美穂に軽々持ち上げられていたのだ。逃げられない。 中から聞こえてくる男たちのパニックの悲鳴に、スーパー美穂は思わず軽く吹き出してしまう。

「そんなに怖がることはないのよ…ただ、もう二度と悪いことはしないって約束してくれればいいんだから」

「さぁて…どうやって反省してもらおっかなぁ~♪」

美穂は楽しむようにそう言うと、バスケットの選手がボール遊びをする かのように装甲車を人差し指1本の上でクルクルと回転させながら男た ちへのおしおきの方法を思案した。 車内は強烈な遠心力で男たちが内壁のあちこちに衝突する音と発狂寸前 の悲鳴でいっぱいになっていた。 「ん~…じゃああの手で懲りてもらおうっと。そーぉれっ」

何か面白いアイデアでも思いついたらしい美穂は、その巨大な重い車両 を楽々宙高く放りあげる。 猛スピードで旋回しながらロケットのように大空へと射出された装甲 車。男たちの悲鳴が遠ざかっていく。 そしてそれを追って、美穂自身も空へと飛び立った…。

-おしまい-



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