手のひらから落ちる
外では鳥の大群が飛び立っていた。
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渓谷

本当に、私には長瀬がいてくれてよかった。

「いいから、来い。」とあの時、私に言ってくれたことを、私は忘れない。


再び、顔に風を感じた。やばい、もう、10時になってしまう。

長瀬は時間にうるさい。

前の科学博物館の時なんて、30分も前に迎えに来た。

着替えをしている最中だったので、外に待たせることになってしまった。


私が罪悪感を持って、急いで準備しても、玄関の外で幸せそうに科学博物館の話をしていた。



渓谷

気持ちの良い風が窓から吹き込んできた。

私はなんとか起きることを決意する。

もうすぐ長瀬がやってくる。

今日は朝から渓谷を見に行く約束だった。