上岡龍太郎師匠が生きてたら「偶然!!」と一刀両断されるとは思いますけども、藤岡康太騎手が逝去された直後のこの土日の競馬は不思議な事がいろいろありました。

まぁ、そこまで言うと大袈裟か。
ともあれ、どの騎手も勝利騎手インタビューで涙を堪えて…否、溢れ出て、、な感じでした。


☆皐月賞を勝ったのはジャスティンミラノ。この馬を仕上げるために、2週前、1週前と、調教を付けていたのが藤岡康太騎手。
(もちろん、兄貴の藤岡祐介騎手が勝ってたらもっとドラマだったろうけど)

☆レコード決着のクビ差。このクビ差のひと伸びは、鞍上の戸崎騎手曰く「康太が後押ししてくれた」と。

☆ジャスティンミラノは、友道康夫厩舎。そして戸崎圭太騎手。康夫の「康」と圭太の「太」で康太。

☆土曜の障害G1 中山グランドジャンプを勝ったのは藤岡康太騎手と同期の黒岩騎手。勝った瞬間の「康太ー!勝ったぞーー!!」は印象的。

☆日曜福島競馬のメインレースも、藤岡康太騎手が以前乗っていた馬で、藤岡騎手と同期の丸田恭介騎手が勝利。


とにもかくにも、土日どちらも各競馬場、どの勝った騎手も、先輩後輩関係なしに涙を浮かべてインタビューに答えていたのを見ると、本当にナイスガイで、皆に好かれていた人だったんだなーというのがよく分かって、それはそれで堪りませんでした。

月曜は、栗東で合同葬儀が行われたのですが、武豊騎手があれほど泣いているのを初めて見ました。

遺された0歳のお子さんのことを考えると、胸が痛むけれども、前を向いて行くしかないです。
命懸けのジョッキーたちに敬意を込めて。