2017年12月29日に左前頭葉に
悪性脳腫瘍(膠芽腫)が見つかり、
2018年1月25日に無事、手術を終えた母。

放射線と抗がん剤の標準治療を経て、
月に1回の維持療法(テモゾロミド)
を行っていましたが、

2020年2月26日のMRI検査で、
膠芽腫の再発、2020年3月13日から
2週に1回のアバスチン治療を始めました。

2020年10月30日のMRI検査で脳梗塞が見つかり、
2020年11月13日にアバスチン治療を中止し、
緩和ケアに移ることになりました。

2021年1月10日、脳梗塞で緊急入院の後、
1月15日に緩和ケア病棟に転院しました。

●術後1126日目 2021年2月24日(水)

この日、10:00に家庭裁判所へ。
成年後見制度の申立て書類を
提出していたので、面談がありました。

本来なら、
母本人の面談もあるようなのですが、
ベッドから離床できないことを伝えると、
私一人での面談になりました。

30分ほど、制度の説明ビデオ見て、
確認テストが少し。

その後、書記官室で、
30分ほど弁護士さんの面談を受ける。

提出した書類を見て、
私が後見人の事務が出来そうと
思ってくれたらしい。
(仕事柄、書類作成は得意チョキ

2021年当時、後見人は、
7割が弁護士・司法書士等の
専門家がなることが多い状況でした。

成年後見人は、
本人に代わって財産管理と
身上保護
(介護・福祉サービスの利用契約や
 施設入所・入院の契約締結、
 履行状況の確認など)をする仕事。

日常的に必要になる以外のお金は、
後見信託もしくは後見預金に預け、
家庭裁判所の指示書がなければ
動かせなくして、
本人の財産を守るものです。

 

 


母は脳腫瘍の高次脳機能障害で、
大分前から
お金の管理が出来なくなっていたので、
日常的なお金の管理は、私がしていました。

妹が、あとでお金のことで
揉めるの嫌だから、
と後見制度を利用することに。

11月頃から少しづつ準備して、
1月に診断書を貰い、
申請書を提出していました。

この面談後、1か月以内に、
財産目録と収支予定表を
作成して提出することに。

母の病室で付添をする傍ら、
書類をせっせと作っていました。

この書類、作っている間に、
母が亡くなったら意味が無いな…
と思いながら。

 

●2022.11.14追記

 

NHKのクローズアップ現代で、

成年後見制度の話を放送中。

 

 

専門家が成年後見人に就いた場合、

月単位の報酬額が数万円単位で高いな~、

老人にやさしくないと思ったのも事実。


専門家が付いた場合のトラブルは、

制度を使うかどうかを検討した時、

ネットで目にしていて、

私はあまり乗り気では無かったのですが。

 

幸い、結果的に我が家は

私(親族)が選ばれたので

ほっとしました。