うーん | ルノアール日録

うーん

下北沢の本多劇場に行き、「竹中直人の匙かげん」の『三人の女』(作/岡田利規 演出・出演/竹中直人)を初日に観劇。

竹中直人主導の芝居であり、且つ彼の舞台は初体験ということもあって、それなりの期待と共に観たのだが、ここまで面白くない……とは、逆に意外ですらあった。

別荘に集まった三人姉妹と、その周囲の男たちが、互いの微細な心理を穿ち合うような会話を繰り広げる……登場人物の設定は一応現代の日本人、らしいのだが、シチュエーションや台詞の内容から演技の形まで、現代の日本というより「19世紀の西欧の戯曲」的なニオイがぷんぷんするこの芝居、筆者にはどうでもいい、退屈な言語遊戯としか見えず。

まさに「勝手にやっててくれ」的世界。物理的にも心理的にも、その舞台は筆者からは余りに遠過ぎて……結果として何ら響いてくるものはなかった。