爺の震災ニュース

皆さんのお役に立てているでしょか・・そろそろ撤収をと考えています。

鄕鄕鄕もくじ鄕鄕鄕鄕
(01)爺が選んだニュ-ス
(02)~(12)爺が選んだニュ-スの後に記載しています。(ご参考まで)

(01)爺厳選ニュース
★4月29日一昨日動き

①管首相の東日本大震災・福島原発対応を全国の知事の半数超評価せず。(共同通信アンケート)

②管首相、東北自動車道無料化検討。但し財源捻出が課題(衆議院予算委員会29日)

③野球は楽天。J1はベガルタ仙台。本拠地初戦勝利。

④原発事故「計画的避難区域」指定区域(飯舘村)5月下旬全員避難1ヵ月
では無理。家畜・ペット・家賃・・・・住民ら不安と困惑。(村内20ヵ所で説明会)

⑤福島原発2号機、汚染水移送ポンプ増強へ。現行ポンプ1台から2台へ、30日稼動再開、5月中旬迄に約1万トンを移送。

★4月30日昨日動き

①断層が地震で動いたことで内閣府の原子力安全委員会は28日、全国の原発の耐震安全性を考慮し断層が活動する可能性を再確認するよう経済産業省原子原子力安全・保安院に求めた。

②3班に分け警戒区域に一時帰宅。連休明けから。原発から20キロ以内の「警戒区域」一時帰宅は、福島県対象9市町村を3グループに分け、大型連休明け~6月上旬迄、段階的に実施案を自治体側に示した。

③やっと卒業式。南三陸町2小学校、津波で壊滅被害の町立伊里前小学校と名足小学校の卒業式が29日開かれた。

④原発作業員2人、被曝量200mSv超す。東電発表3月末時点で被曝量が100mSvを超えた21人対象に、内部被曝も含めた被曝総量の調査を行い、結果、2人のほかに150mSv~200mSv未満が8人、100mSv~150mSv未満は11人だった。

⑤がれき撤去・薬剤散布… 福島原発で遠隔ロボ続々。

⑥大気中の放射線量、依然4県で平常値上回る。積算線量が高い浪江町赤宇木毎時18.1uSv(前日は19.5)、飯舘村長泥は17.1uSv(前日は13.8)。

⑦母乳から微量の放射性物質。健康影響なし。、福島県・関東地方に住む女性23人から提供の母乳の放射性物質の調査をしたところ、7人から微量が検出と発表。


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(02)大震災の概要
(03)原発避難区域
(04)放射線の知識
(05)放射線安全基準
①大気
②飲料水
③野菜(根菜類除く)
④魚貝類
⑤畜産業
⑥水田・土壌
⑦お米の収穫・出荷
(06)損害賠償問題
(07)被災者支援税制
(08)発癌性物質
(09)被爆・被曝の違い
(10)原発事故概要等
(11)震災被害情報
(12)注意喚起情報
(13)支援物資お願い
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(02)大震災概要
3月11日の未曾有の東日本大震災、数多くの尊い命が奪われました。また、同震災にて津波により行方不明者多数とのこと。爺は心から哀悼の意を表するのと共に各地に避難されている方々にお見舞い申し上げます。

今回の震災にて福島第一原子力発電所で深刻な大事故を起こしています。
4月12日原子力事故の国際評価尺度レベル7(INES)旧ソ連のチェルノブイリ並の深刻な放射線事故となりました。
現在、福島第一原発より排出される放射性物質の影響で下記の避難指示などが発表されています。

(03)原発避難区域
福島第一原子力所事故により政府は、4月22日午前0時より福島第一原発半径20Km圏内を法的に「警戒区域」として立入禁止に。
20km圏内・・・警戒区域
30km圏内・・・自宅待避
緊急時避難準備区域・・・・(放射性物質累積量が高い地域)福島県飯舘村全域・広野町、楢葉町、川内村、田村市、南相馬市の一部。(飯舘村はすべて地域で作付け中止)
妊婦・保育所・幼稚園・小中高学生の休園・休校を決定。来月下旬めどに完了。

(04)放射線の知識
放射線を表す言葉などを理解しておきましょう

①ベクレル(Bq)とは「放射能の強さを表す国際単位」
②シーベルト(Sv)とは「人体にどれだけ影響を受けるかを表す国際単位」
③モニタリング
各地域での放射線の数値を継続して監視すること

ニュースでよく出てきます。理解をされておいて下さい。

(5)放射線安全基準
◎放射線の安全基準
日本基準放射性ヨウ素年間33.3mSv以内
(世界は50mSv)

①大気
現行(年間50mSv)
改正(年間20mSv)
へ引き下げ。
文部科学省のモニタリングで4月23日、原発から北西約30キロの福島県浪江町内で3月23日から4月22日までの大気中の放射線量の積算が日本暫定基準の20mSvを超えたと発表。
4月24日政府・東電の事故対策統合本部は放射線に関する地図作成。
①放射線量分布図作成。3月12日~4月24日までの事故周辺地域で計測した放射線量を基に4月24日放射線量分布図公表。原発から半径30キロ圏外で通常の数百倍の毎時20mSv(日本年間暫定基準)の地域がある。
②積算推定分布図も公表。来年度の3月11日まで。福島県浪江町の1地点では235.4mSv予想も。年間推定放射線量地図を月2回更新予定。

注意避難指示・避難待避・緊急時避難準備地域警戒

②水
大人は1kg=300Bq以内
(300Bq=0.007mSv)
乳児は1kg=100Bq以内
(100Bq=0.002mSv)
注意福島県の一部地域で乳児の摂取制限あり

③野菜(根菜類除く)
1kg当たり2000Bq以内
(2000Bq=0.044mSv)
注意福島県一部地域・茨城県一部地域で出荷制限

④魚貝類
1kg当たり2000Bq以内
(2000Bq=0.044mSv)
注意福島県と茨城県の県境で水揚げしたコウナゴ(イカナゴ)稚魚制限

⑤畜産業
牛の牧草にも基準値。
新たな基準値は下記へ

A.乳牛牧草1Kg当たり
・放射性セシウム
   300Bq以下
・放射性ヨウ素
   70Bq以下
B.肉牛牧草1Kg当たり
・放射性セシウム
   300Bq以下

◎食品衛生法暫定基準値
(牛乳1Kg当たり)
・放射性セシウム
   200Bq以下
・放射性ヨウ素
   300Bq以下
(肉牛1Kg当たり)
・放射性セシウム
   500Bq以下

⑥水田・土壌
1kgあたり5000Bq以下作付け可能
注意風向きにより福島県の一部で作付け不能。
半径20km圏内の「警戒区域」などと併せ、飯舘村全域、葛尾村・浪江町・川俣町・南相馬市の一部地域がコメ作付け不可との対象。

⑦お米の収穫・出荷
1kgあたり500Bq以下

(06)損害賠償問題
東電は4月26日福島原発での避難住民に対する賠償金の仮払いを開始した。

実施内容を下記の通り正式発表した。

◎賠償金仮払いのポイント
①仮払いの対象は原発から30km圏内で避難や屋内待避している住民。計画的避難区域の住民も対象に含める方向。
②4万8000世帯が対象となり、4月26日から開始している。
③1世帯当たり100万円、単身世帯は75万円。
④市町村を通じて支給する。
⑤出荷制限や風評被害による農水産物や、中小企業の事業休止などに関する損害は対象外。

※仮払いの総額は約500億円に達する。

◎原発事故の主な被害項目
☆農林水産省
コメ・・・・・・・・14,932戸
野菜・・・・・・・・・3,356戸
牛・・・・・・・・・・・・・621戸
豚・・・・・・・・・・・・・・17戸
鶏・・・・・・・・・・・・・・34戸
出荷制限(野菜・原乳・椎茸)
5県で年671億円
☆厚生労働省
医療機関・・・・・・・・・13
薬局・・・・・・・・・・・・・59
社会福祉施設・・・・171
(特別養護老人ホーム・保育所など)
☆国土交通省
建設業・・・・・・・1,382社
バス・・・・・・・・3社556台
タクシー・・・43社628台
旅行業4~5月の国内旅行
前年比・・・・20%~45%減
☆金融庁
金融機関14機関29店休業
☆中小企業庁
7,921社・・・・・59,385人

賠償金の支払いは10年を超す分割払いを表明。
枠組の骨格を月内に提示する方針だ。

金融機関が政府保証を受け資金を拠出して巨額の賠償金を賄うための新機関を設立する案も浮上している。

◎農林水産省は4月28日震災支援として1次補正案を固める。

(農地の復旧作業)
水田で10ア-ル3万5千円
露地栽培野菜果樹4万円
ハウス栽培野菜5万円

(畜産農家)
堆肥など経営再開に対し
牛の種類により
1頭 2万1700~5万9千円

(漁業者)
漁場がれき撤去に
日当1万2千円

総額約120億円を見込む。
◎文部科学省は原子力損害賠償紛争審査会=損賠審(文科省)4月28日
損賠審第1次方針骨子

イ.東京電力に賠償金の仮払いなど柔軟な対応を求める

ロ.出荷制限や出荷自粛による農水産物の損害は賠償対象

ハ.避難に伴う実費や健康被害、事業者の売上高減少なども対象

ニ.避難によって職場に出勤できなくなった給与所得者にも賠償する

ホ.避難住民の精神的損害の賠償も認める方向

(07)被災者支援税制
被災者支援の税制改正ポイントは下記の通り。

①土地、家屋の2011年度分の固定資産免除。

②損壊した自宅の住宅ローン減税の適用継続

③平成21年3月末までに取得した代替家屋は、被災家屋の面積分の不動産取税が非課税。

④平成14年度3月末までに買い替えた自動車取得税が非課税。

⑤平成11~13年度の自動車税、軽自動車税が非課税。

⑥住宅、家財の損失額は、10年分の所得から控除し所得税を軽減。

⑦損失額に応じて法人税還付


(08)発癌性物質
◎発癌性の強い順番は
 ①プルトニウム
 ②セシウム
 ③ヨウ素

注意プルトニウム以外は期間により数値が拡散されて半分に減少

(09)被爆・被曝の違い
文字も火偏と日偏で相違
「被曝」・・放射能にさらされること
「被爆」・・爆撃や原水爆の被害をうけること

(10)原発事故概要等
①福島第一原子力発電所事故処置

1~3号機のタービン建屋内外の高濃度汚染水の除去。1号機~3号機の原子炉の常時冷却・4号機の使用済み核燃料の常時冷却を復旧の見込みとしている。

②事故経緯
★3月11日
東日本日本大震災が発生。1号機~3号機の原子炉が自動停止したが、その後電源を喪失
★3月12日
1号機原子炉建屋で水素爆発
★3月14日
3号機原子炉建屋で水素爆発
★3月15日
2号機で爆発音。原子炉格納容器の一部損傷か
★3月18日
原子力安全・保安院が国際評価尺度でレベル5と暫定評価
★3月24日
3号機タービン建屋の高濃度汚染水で作業員3人が被曝
★3月28日
敷地内土壌でプルトニウム検出
★4月02日
2号機取水口近くのピットから海に汚染水の流出確認
★4月11日
最大毎時1万テラBqの放射性物質放出が数時間続いたとの試算を原子力安全委員会が公表
★4月12日
国際評価尺度で最悪となるレベル7(深刻な原子力事故)の暫定評価。また、4号機近くで小火(海水サンプリング建屋)
★4月13日
4号機使用済み核燃料の一部損傷。放射性物質漏れ懸念
★4月14日
1号機・2号機周辺地下水の放射性物質の濃度が一週間で数倍~数十倍に上昇
★4月15日
1~3号機で燃料の一部が溶け粒状に。原子炉圧力容器の底にたまる。安定して放射性物質が放出されない状態まで2~3ヶ月と原子力学会見解
★4月16日
1~3号機のタービン建屋内にある高濃度の汚染水(約6万トン)移送先の集中廃棄物処理施設の水漏れ防止工事急ぐ。2号機タンク内の水は1立方m当たり15万Bqのセシウム・ヨウ素検出。
★4月17日
東電は17日、原発事故の収束示す「工程表」を発表。
☆工程表
①放射性物質(放射能)の放出が大幅に減少まで6~9カ月かかるとの見通し。
②原子炉と使用済み燃料プールの冷却
③放射性物質で汚染された水の閉じこめ
④大気中の放射性物質の抑制
⑤原発施設外への避難指示
工程表で5つの目標を設定。
★4月18日
2号機プール燃料損傷の可能性?使用済み燃料プールの溢れた水から高濃度の放射性物質を検出。原子炉から放射性が漏れた可能性。
1号機は毎時10~49mSv。3号機は毎時28~57mSvと高線量が検出。
★4月19日
2号機タービン建屋と立て坑に溜まった大量の高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移送する作業開始。
★4月22日
福島第一原発事故で22日迄、2号機近くの立て坑から高濃度の放射性物質を含む水。移送先の集中廃棄物処理施設で地下水が汚染監視。東電。
★4月23日
①高い放射線出すがれき900mSvのコンクリート片見つかる。3号機原子炉建屋近く。重機でコンテナに収容。
②がれき撤去後放射線量低下。高い放射線のがれき撤去後は、付近の線量は70mSvに低下。3号機の周り、高い線量が続く300mSvのがれき。他地域でも3mSv~60mSvが多数確認。
③原発建屋周辺で「汚染マップ」を4月23日作成。今後も予測図、月2回作成。

④福島原発4号機使用済み燃料プール真水注入で温水低下83度⇒66度へ水位も上昇。(但し、使用済み燃料一部破損)
★4月24日
①3月15日には原子力事故の国際評価尺度レベル7(INES)の放射能放出量へ原子力安全性保安委員が試算と発表。

②東電と原子力安全保安院は4月24日までに、1号機の原子炉圧力容器内を冷却するため水を圧力容器注入するも、外側の格納容器に漏れ、圧力容器ごと水に浸して冷やす「水棺」作業を進めている。事故収束の「工程表」では、東電は1・3号機を「水棺」に2号機も、格納容器の損傷箇所を密閉した上で「水棺」にする意向。
★4月25日
①原発事故初動時に東電と政府、経済産業省原子力安全保安院との意思疎通に問題があったことを細野首相補佐官認める。
②福島第一原発の3号機タービン建屋地下汚染水の濃度が3月下旬から1ヶ月で2倍。半減期が短い放射性ヨウ素が減り、半減が長いセシウムが増えたのが特徴。
★4月26日
①放射線量分布図作成。3月12日~時4月24日まで。
②積算推定分布図も公表。来年度の3月11日まで今後月2回更新。
★4月27日
①4号機の燃料プール漏水か?貯水少量、耐震工事・工程表にも影響?

②1号機、原子炉格納容器に注水し、燃料を圧力容器ごと冷やす「水棺」計画に向け、27日炉心へ注水量増、格納容器の耐久性確認。

③原発汚染水処理1~4号機タービン建屋地下等に溜まった汚染水処理を6月開始を目指す。(5月中に洗浄機器搬入)

★4月29日
1号機への注水量、元に戻す。圧力予想以上に下がる。原発1号機の格納容器を「水棺」作業試験で毎時10立方メ-トル増加注水量を元の6立方メ-トルに戻す。温度・圧力が低下で様子み。2号機では、坑道にたまった高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移送する作業を、点検のため中断。

★4月30日
福島原発2号機、汚染水移送ポンプ増強へ。現行ポンプ1台から2台へ、30日稼動再開、5月中旬迄に約1万トンを移送。

(11)震災被害情報
4月29日現在
死者・・・・・・・14,616人
(宮城の震災犠牲者、95%以上が水死 県警発表)
行方不明・・・11,111人
(警察の届けのみ)
県外避難・・・27,422人超
今回の大震災は、地震の規模マグニチュード9,0、津波の高い所で約40m近くに達し、直接被害総額は最大で25兆円、浸水面積507キロ平米(山手線の内側の8割)、農地被害223,600ヘクタール(東京ドーム5050個分)。

(12)注意喚起情報
①余震にお気をつけて下さい。また、津波がくるかも知れません。
②地盤沈下で大潮に注意して下さい。(噂では、縦70cm沈下・横5~7mズレ)

(13)支援物資お願い
爺の友人から被災地において車椅子が不足とのこと。車椅子を寄付ねがいます。(可動車のみ)
詳しくは・・Emailsoon
info@cts-dream.com
電話は17時以降soon・・・
090-2635-1375(森山)
宜しくお願い申し上げます。珵猤

(爺ニュースについて)
入院患者の身ですテレビも無く情報は新聞記事・ネット情報で転記しています。遅延や誤った情報・誤字脱字・意味不明などあるかと存じますがご了承下さい。(また、新聞社等の了承は受けていませんが震災が大規模のために転記しています。ご参考まで)

以上。

爺。