その場所に届くことはない
憧れの視線を送るだけだ
夕刻の熱を孕んだ風は
この身体に不快感を与えている

物理的な距離でもなく
精神的な距離でもない
それは確実にそこにあって
透明な壁はそれを限っていた

様々の世界は僕の知らない
世界を日々に広げる
それも日常を構成する要因で
知らない誰かが生きている

それをただ観ている
そんな僕の拍動が
誰かに伝わることはあるだろうか
夜の空に疑問を浮かべてみる


2012 8/5(Sun) 21:44