「中学受験の勉強と学校の勉強は全くレベルがちがう」というのは算数で特によく言われることですが、社会においても同じです。

小学校の教科書にでてくる歴史上の人物は
42人と言われています。
卑弥呼、聖徳太子、卑弥呼、中大兄皇子、中臣鎌足、聖武天皇、行基、鑑真、藤原道長、紫式部、清少納言、平清盛、源頼朝、源義経、北条時宗、足利義満、足利義政、雪舟、ザビエル、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、徳川家光、近松門左衛門、歌川広重、本居宣長、杉田玄白、伊能忠敬、ペリー、勝海舟、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、明治天皇、福沢諭吉、大隈重信、板垣退助、伊藤博文、陸奥宗光、東郷平八郎、小村寿太郎、野口英世

実際に読んでみるともう少したくさん出てきますが、天皇でいうと受験ではよく出題される推古天皇や桓武天皇は出てこなかったり、重要な出来事も「こんな出来事がありました」という説明は出てきても、名称はでてこないなど、かなり絞りこまれています。

対して受験用の教材はかなり細かく出てきます。その量を目にして途方に暮れてしまう子どもが歴史が嫌いになる側面もあるのではないかと思います。
 
受験用の教材で歴史の勉強を始めたお子様で、
「歴史が大の苦手…」
「興味がないようで覚えられないみたいで…」
「この教材をもう3周はしたんですけど…」
など、成果を見出せない悩みを抱えているなら、
まずは小学校で習う範囲に絞って勉強してみてはどうでしょうか。
教科書をただ読む、というのもそれなりに大変なので「じゃあ市販の問題集を併用して」となるとき、教材選びには注意してほしいです。
受験用でない教材も意外と知識を盛り込んでいるものが多いのです。
歴史に限らず、苦手意識の強い科目でわからない問題が多すぎると心折れやすい傾向があります。
ここは、教科書ワークに専念するのが1番確実かもしれません。

教科書ワークの問題を間違えずに解けるようになるまで繰り返す。
できれば時代の大きな流れを意識した上で。
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受験用の教材で半分も覚えられないなら、教科書完璧の方が基礎力としては強い。
そして勉強している本人にとっても
「これをやり切った‼️」という一つの達成感は精神衛生上もよい作用があると思います。