今回は算数について書きます。
集団塾での毎週または隔週でテストで得点がふるわず、家庭教師や個別指導塾などのマンツーマン講師をつけて集団塾のフォローをしてもらう子どももいます。
集団塾の授業であいまいだった問題をマンツーマンで丁寧に教えてもらえる。
理解できると子どもはうれしい
テストの結果に反映された
サクセスストーリーの始まりかのように感じます。
しかし‼️
1番な理想はマンツーマン講師をつけずに集団塾で完結することです。
集団塾だけで完結できる子どもは、
次のステップを概ね踏めています。
集団塾の授業で半分ほどは理解してくる
↓
残りはじっくり独力で理解する
偏差値帯によらず自力で成績を上げていく子どもの多くはこのステップを踏めていて、さらに毎週や隔週のテストまでにしっかり行うことが当然のことだと認識しているのです。
もちろんふるわない回もあります。
しかし結果を受けて「さぼってしまった」という自覚があったり、「ここはどうも苦手単元だ」という気づきもあるはず。
お子様が手とり足とりレベルでお悩みの保護者の方は、「こんなしっかりした子どもと同じことはできない」と思われるかと。
全部を完璧に真似ることはできません。
でもこのような子どもの共通点である、集団塾の授業で少しでも多く理解しようと努めていることは、時々でもよいので自身のお子様に照らし合わせてみてほしいです。
と、いうのも。
もともと授業を諦め半分で臨みがちな手とり足とりレベルの子どもが解説上手なマンツーマン講師を得てしまうと、
「あとで聞けばいいや」
という安心感を持つようになり、
集団塾の授業への姿勢が緩んでしまうケースがあるのです。
マンツーマン講師の使い方をお子様の状況や特性に応じて、よい意味で保護者も監視していく必要があります。
子どもはマンツーマン講師に依存を深める。
わからないことがあるとマンツーマン講師を思い出す。
もっと時間を増やしたいと言い出す。
マンツーマン講師の時間を増やす。
このスパイラルにはまると自分で考える時間がどんどん減るのです。単元ごとに進む5年生までは伸びるかもしれません。その先はどうなるか…。
サクセスストーリーの始まりであったはずが、いつの間にか課金地獄に変わってしまうかもしれません。
集団塾とマンツーマン講師の併用について悪く聞こえる話から書きましたが、マンツーマン講師の視点でもう少し話を広げてみたいと思います。
後日投稿します。