登別の温泉で3日目の朝を迎え、当然の朝風呂。7時ころかな

 硫黄たっぷりの極上温泉での朝風呂は最高。平日でお客さんも多くないのでほぼ貸し切り状態です。

 8時前にバイキングの朝食をとって、予定通り9時少し前に出発。

 向かうは、函館! の予定だったんですが宿の人に言われて、”鬼”の由来となった「地獄谷」があるよと言われて、折角だから見に行くことにしました。

8:45:宿出発。この時点で出発からの走行距離は122.6km

 そう、↓国道から右へ折れて山道を温泉へ上がってくる途中にも大きな鬼がいたりして不思議だったんです。

↓温泉内でも食事に行くときに小鬼?が出迎えてくれたり

↓結局最後に記念撮影

 

 宿を出て車で数分登ると駐車場があり、そこから歩いてさらに少し登ってみるとそこは温泉と火山噴気の噴き出す一帯でまさに地獄の様相。

↓奥に行くとお湯(温泉)が川のように流れていました。

 

 まさに「地球は生きている!」って感じで、これは来てよかった。

 さらに、その上車で5分には「大湯沼」という景勝地があるらしく駐車料金も共通だったので折角だからと言ってみたらこれまた凄い硫黄の香りのする”白いお湯の沼”がありました。池からも、そして山らも煙が出ています、コワ。

 

 大きな沼全体から湯気が立っていて掛け流しなんてもんじゃない。これもなかなかない光景で北海道の自然のダイナミックさの一端を見た感じでした。

 

 というわけで予定より1時間程度遅れて出発。方向的に目指す函館は南なんだけど、しばらくは北西に向かわなければならない。大きな噴火湾をぐるっと回るのでしかたがない。

 10:55:トイレ休憩もかねて「道の駅あぶた」で一服。

                          ©google map

↑一番右の赤矢印が上陸地点の苫小牧

右から2番目が第一宿泊地の登別

 青い矢印が休憩した「道の駅あぶた」まだまだ函館とは逆方向の北上中。ここで、栄養補給のため?のジェラード摂取↓

漁港と青い空!↓とても景色が良かったです

 

 20分弱休憩して、再び37号を北西へ! 途中道路工事で待たされなどしつつ、しばらくしてやっと南下を始めた。

 ただ、長万部(上記地図横向き矢印)まで来たところで、すでに12時を回る。函館まではまだ100km以上あるので、このまま下道を行くと本日最大の目的地である「五稜郭」を見る時間が無くなると判断し、やむを得ず高速道路へ(北海道で高速道路はないだろうと思っていたので悔しいが・・)。

 道央道をひたすら南下して約1時間走った13:05に高速の終点”大沼公園IC”。そこから国道5号へ入ってさらに南下して13:21初めて函館山を視認する。あとは、ナビに道を任せて、五稜郭の駐車場へ落ち着いたのが13時半過ぎ。走行距離は343kmに。

↓黒矢印が駐車場

                                                    ©google map

 昼食は予定通り、「あじさい本店」の塩ラーメン(上地図青矢印)。塩味にやや昆布系の出汁が聞いているのか、噂通りのおいしさ。正解でした。さらに店内には古いタイプの飛行機プラモデルが一杯かざってあって気になったが、そこを突っ込んでいる暇はなかった。

 

 ラーメン屋さんをでて、さて五稜郭へ「どっちだ?」と見回すとなんと交差点はす向かいが五稜郭タワー(上地図青矢印)、ここでは時間を有効に使えたがすでに14時過ぎ。チケットを買ってエレベータで早速タワーの上に。

 エレベータを降りて、まっすぐ正面のガラス窓を近づくと真下に五稜郭が5角形の姿を見せる。ここまで来たぜーと感動。良い天気で緑の映える五稜郭の全貌を見つつ、下りてからの散策経路をあらかた決める。

↑タワーから見た五稜郭。手前の鋭い三角形は半月堡。

 タワー反対側に回ると函館山が一望↓(ごめんなさいなぜか写真が傾いてる)

 戊辰戦争の終盤では右側に少し見える函館湾から新政府軍の軍艦「甲鉄艦」大砲を撃って五稜郭内に着弾したそうだが、確かにそんなに距離はないことが分かる。がその他説明パネル・展示物をざっと見て、土方歳三さんの銅像と写真を撮って、タワーを降りる(あわただしい)。(土方さん人気で写真撮影も順番待ちでした。)

 

 

 タワーを降りて散策開始。まずは先ほどタワー上から見えた「半月堡(戦国時代風に言うと馬出ですね)」の橋入り口へ。

 それにしても天気が良い

 橋を渡って半月堡に。

↑半月堡の角。石垣上部は武者返し風に突き出してる。

 

半月堡のとんがり先っちょ↓

↑上から見た通り鋭くとがっており、しかも急な土塁になっていて、すとんと落ちている。反対側から見た写真↓堀から石垣が立ち上がって更に石垣が立ち上がっているのが分かる。

 本来この半月堡は五角形の各辺に五つ作られる予定だったようですが、予算の都合?でここ一ヶ所のみになったそうです。

 

 もう一つ橋を渡って、いよいよ郭内へ侵入↓

 堀、結構広いですね。一番広いところでは30mくらいあるそうです。右にちらっと見えるのは貸しボートの小屋です、やってるのかな? 時間があればボートで回ってみるのも一興かと思いました。

 

 橋を渡って郭内に入ると木戸がありますが、戊辰戦争当時はもっと堅固な門があったんだと思います。そしてこの奥には番所があったとのことです。

 

さらに進むと正面に石垣があり行くてを阻んでます。↓(ちょっとわかりずらいですが)

 

 ここからは、郭内(堀の内側)の外周土塁に上がって左回りに進んでみました。堀の外周部は上から見るより結構高さがあり堅固そう。↓道の左が外側になります。

 土塁上から内側を見るとこんな感じで建物が見えます↓

 

↓土塁のかどっちょ部分(北西角かな)から外部への景色。

 ↓振り返ると土塁上の道がこんな感じで曲がってます。

 

 土塁の内側はところどころへこんでおり、おそらく大砲陣地および伏兵陣地だったかたと思われます↓ (写真↓部分)

 

 堀の内側を2/5周して裏門のあたりまで来ました。↓左の方に裏門の橋が見えます。

 改めて水面までかなり落差があるのが分かります。

 

 裏門から入った右側の石垣・土塁上からの写真。正面入り口と同じように入ってくる人の行く手正面を石垣がさえぎります↓

 

その写真を撮っている私はこんな感じ↓ かなりの高さがあります。

 

 下に下りて、正面石垣を迂回して郭内中心部へ向かいます。

そこには、旧函館奉行所の建物が再現されていました。

 

 入館料を払って侵入。函館の奉行とは関係ないが榎本武明の書などが展示されている。

 以下詳細省略して写真羅列

 全く知らなかったんだけど、名探偵コナンの「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が上映中だそうで、そのスタンプラリーを開催中とのこと。このあとあちこちで・・

 

 奉行所の外に出て、案内の人に「現存する建物あるんですか?」と聞くと、当時の建物として現存しているのは、この復元奉行所のはす前にある、倉庫しかないとのこと、ただ残念ながら入ることは出来ない、残念。

その現存する建物は↓

 

 当日は、日差しもあり意外と気温が高いので休息給水が必要な状況。現存倉庫わきのお茶屋さんでアイスコーヒーを頂いて一服。

↓改めて五稜郭中央部より五稜郭タワー方向(函館湾方向)の写真。

 この場所で、榎本さん、大鳥さん、土方さんその他大勢の方が新政府軍を相手に最後の奮闘をしていたんだと思うと感慨深いです。

 

 その後、また裏門に行って橋を渡り、今度は堀の外側を左回り。

 良い感じの散歩道になっていて、地元の方も散歩(犬連れ含む)されている。途中、小さなドーベルマン的な犬にしわがれ声でめちゃめちゃ吠えられてわろた。外周の堀もはばが10m以上あり、その向こうが石垣&土塁になっているので攻めるのは難しそう、それに、そもそもの構造の目的である、攻める側には死角がないことも良くわかる。よくぞ作ったものである。

東側にはかつて橋があったであろう構造物も確認↓

↑分かりづらいですが、堀内川の一部に石の土台があります。

↓外側を3/5周して最初の橋と橋から見えたボート屋さんのところまで戻ってきました。頑張りました。

 

↓タワーに戻ると改めてここにもコナン!結構人気で写真撮影は順番待ち

 

その他展示コーナーの写真↓

 ↑ここにも土方さん

↓榎本さんと一緒に

↓当時使われた「仏式四斤(ポンド)山砲」の模型

 

 最後に五稜郭敷地端にある、「函館戦争供養塔」にお参り合掌して五稜郭を後にしました。

 

17:20:五稜郭駐車場をホテルに向けて発進。

 

 この日の夕食は、居酒屋さんでラム肉、活イカ、ホッケ焼きなど頂きました。

 美味しかったです。

 

 

 

 

 帰りに函館駅に寄ったら、ここにもいましたコナン。

 

以上、Day3 五稜郭編でした