間が空きましたが 鴨川編はじまりはじまり

14時40分:大多喜城下の忠勝公園を後にして、まずは国道465を東進しいすみ市に向かいました。でも、途中さすがに遠回りが過ぎるなーと思い、「勝浦→」の標識を見て右折。山の中の道をうねうね~と走って、結局国道297の「つるんつるん温泉」の少し上に出ました。山あいの国道を途中左側にJAXA勝浦宇宙通信所のパラボラアンテナなどを見ながら海に向かって下っていくとちらっと海が見え隠れしたりして、そして勝浦の市街に入っていきます。坂を下りきって海沿いに走る国道128にぶつかってこを右折南下し鴨川に向かいますが、折角太平洋に出たので勝浦港に寄って海眺め。

岸壁には釣り人が多数、空にはトンビが海からの風を受けて十羽以上ふわふわ浮いてました。3年ぶりくらいの海かな~。

海を眺めて、ふ~っとため息をつき、気を取り直してドライブの続き、宿まではあと15kmくらい。

国道128号を勝浦→興津→行川(かつてあった「行川アイランド」は駅名としては残ってました笑い泣き)→と途中海が見えたり見えなかったりしながらやがて鴨川市に。

鴨川市に入ると、日曜日のせいもあってか道路が込み始め、鴨川シーワールドの周辺では、歩いている観光客もちらほら。

目的の宿「江澤館」はさらに南下した、駅でいうと「太海」から東へ出っ張った小さな半島の先。半島の先には小さな島「仁右衛門島」があるというロケーションです。

©google map

           アップ

         「江澤館」

安房鴨川駅を過ぎたあたりでスマホでGoogleMapをオン。

左(海側)へ曲がれーというので曲がると車1台やっと通れるような道でやがて海沿いの道になり、最後はほんとに通れるの~ という道になったので車を降りて確認してスイッチバックなどしながらようやく到着。本当は国道をもっと南下してから曲がったほうが広い道で着けたんです。みなさん、海沿い山沿いの初めての場所に行くときは駐車場までの道のりをよく確認してから行きましょうね、トラップ注意です。

 

「江澤館」、ネットのPRでは、画家ゆかりの宿、部屋からは房総の海に浮かぶ仁右衛門島の絶景とありました。ただ、宿の向かい海側には別の建物が建っていて海は見えそうにない。むむむと思いながら受付を済ませて「じゃーお部屋へ」と案内の方について行くと予想外に階段を下へ、「えっ、地下!」と思うとその階段は建物の前の道の下をくぐって、先ほどの邪魔と思った海側の建物の方へ。なるほど、これなら海見えるけど、この構造納得できるような出来ないような・・。

部屋に入ると確かにオーシャンビューっというか海の上に近い。窓の下は入江につながる海なので。そして、目の前には、陸地からわずかに離れた小さな島があり、「仁 右 衛 門 島」の看板がかかっているので見まごうはずもないという感じ。

仁右衛門島

↑これは翌朝の仁右衛門島 宿の窓から撮影

仁右衛門島までは200mくらいで、周囲約4kmという小さな島ですが、千葉県下では最大の島だそうです。へー

源頼朝が戦に負けて房総半島に逃げてきてこの島に潜伏していたとか、日蓮上人さんがこの島から朝日を拝んだとかの伝説が残っていて、島には代々”平野仁右衛門”さんが住んでいて今でもそうらしいです。

島へは、手漕ぎの渡し船で行けるそうです。明日は行けるかな?

 

部屋に入って、やれやれとお茶と鯛せんべい(この辺の銘菓)を頂きながら少し休憩し、お風呂(温泉を持ってきているらしい)に入って、さて晩御飯。

 

晩御飯は昔ながらの、部屋で頂くスタイルなので落ち着いて食べられてうれしい。

メインのお膳爆  笑

お刺身盛り合わせ爆笑 そして

金目鯛の煮つけ恋の矢

 

味を表現するには自分の作文能力が全く追いつきません。どれも新鮮で大振り且つ繊細な味わい。ごめんなさい、美味しくて後で書くことを全く忘れて食べてしまったので細かいレポートが出来ません。印象に残ったのはサザエ!大きくて、身は4枚ほど刺身状にスライスしてあって最後の1枚を取ろうとするとお約束通り貝の中身が来るクルーと出てきます。一つ食べるたびにご飯を食べるか、お酒にするか迷いながら食べ進めましたよ。いやー幸せでした。

 

翌朝は海からの夜明けが見られるかと思って夜明け前といっても6時ちょい過ぎに目覚ましセット。

予定通り起きて、海方向を確認するも雲がある。

しかもどうやら太陽は仁右衛門の向こうから上がるようで、海から上がる太陽は断念でした大泣き

上の4枚の写真もすべて宿の部屋の窓からです。

窓の下ではウミウが魚取りをしてましたが、うまい写真を撮ることが出来ませんでした↓ 魚くわえてるんですがガーン 光が足りなくてブレブレですね

 

朝食までの間に、洗顔替わりにひとっ風呂浴びて朝食へ

朝食は本館2階のギャラリー兼朝食会場でいただきます。

↑御覧のように四方を絵に囲まれての朝食。さすが絵描きゆかりの宿

味の干物が肉厚でとっても美味しかったですし、主食のお米も美味しかったのでお替りしちゃいました(食べ過ぎです)。

朝食の帰りにフロントで、仁右衛門島への渡し船について聞いてみると、おかみさんちょっと待ってねと電話へ。「あーそうですか、わかりましたー」と電話を切ると「今日は風が強くて船が出せないそうです」という回答。残念大泣き

 

さて、おなかもいっぱいになって、宿の周りを少し散策。

江澤館入り口↓

仁右衛門島行き手漕ぎ船の乗り場はこっち↓

港(船着き場)からの写真↓

この船着き場に地元のおじさんがいて、我々を見ると「どうもすみませんねー、今日は風が少し強くてー出せないですよー」っと言ってきた。さっするに先ほど宿の女将がかけた電話の相手らしい。我々がだれかわかっている様子。情報筒抜けの港町あるあるですねー、悪いことできない。

 

他、太海港や山側の散歩道とは書いてあるが明らかに人んちの玄関先を通る道などを散策してここでの状況は終了。

9時半過ぎに帰途出発。帰り道は海沿いを北上して途中で成田方面に左折するというざっくりな予定。ただ、勝浦以北は以前仕事で何回か通っている道なので問題なし。

まっすぐ帰るのも何なので、鴨川市内の菜の花畑と誕生寺に寄っていくことにしました。

海沿いから少し内陸に入った田園地帯に菜の花畑はありました。その名も「鴨川 菜の花ロード2024」

一面の菜の花、緑と黄色で目がまぶしい。宿でもらった花摘み件で一人10本まで摘めるので、摘んで帰って”おひたし”にして食べる気満々だったのですが、摘む前に係の人から「食用ではありませんから食べないで」と力いっぱいくぎを刺されてしまいましたガーン

でも、しっかり摘んでうちに持って帰って、かみさんが花瓶にさしてその鮮やかな緑と黄色で玄関が明るくなりましたよ。

 

次は誕生寺に、こちらもさほど予備知識なし、日蓮さんの誕生にまつわるお寺でーというのをTVで見たことがあり、海沿いの国道128からも遠くないので行ってみました。

立派な山門↓

松の綺麗な参道と本堂↓

↓御幼少の頃の日蓮さん像

 

後知恵で→誕生寺は鎌倉時代に日蓮の弟子のが日蓮の生家跡に建立したものとか。ただ、津波被害でより陸側の現在の位置に立て直し、それでもまた津波被害で修復したりと昔から津波被害が続いていたようです。やはり災害列島ですね日本はガーン 

そして参道わきの高台からの写真↓

すぐ近くに海「鯛の浦」が見えます。鯛の浦は日蓮さんが生まれたときにそれを喜んで鯛が集まってきたという伝説の場所だそうです。お土産の鯛せんべいもこれが元?

しっかりお参りして、かみさんは御朱印ももらってきましたよ。

 

お参りして心も健やかに?本格的に帰途に付きました。時間は11時半くらい。

引き続き海沿いの国道128号をどんどん北上。途中、御宿で月の砂漠をチラ見して、いすみ市も通り過ぎるあたりで、陸から離れていく128号から右折してさらに海岸沿いの道を行き、九十九里有料道路へ。

すでに時間は1時近いので有料道路入ってすぐの一宮P.A.でパンケーキとコーヒーの簡単な昼食を、なにせ夕食・今朝と食べ過ぎているのでお昼は軽食で十分なのでした。食後海沿いを少し散歩。

綺麗な太平洋ビックリマークと空!! 二日間でここ10年分に匹敵するほど海を見ました、今回の旅では。

 

その後は、右側に海と砂丘を見ながら九十九里道路を北端まで行き、一般道で海沿いをさらに北上。山武市蓮沼まで来て海を離れて内陸成田方面へ左折、県道58号「はにわ街道」を進みます。

はにわ街道、北風の時は成田空港へ着陸する飛行機の進入路と重なっているので、車の右側上空を旅客機が次々と同じ方向へ飛んでいく姿が楽しめます飛び出すハートそして、進むほどに旅客機の高度も下がって見える姿も大きくなっていくので、空港が近づいてくるのが分かります。

途中で道が以前仕事で通っていた時とは違うことに気づきました。以前は道なりに行くと空港の南西側、三里塚の町の中を通るのですが、なんだか空港の真ん中を走ってる感じ。あとで地図を確認すると、この道路本当に空港の真ん中一部地下を突っ切っていて、そのまま、新空港I.C.がある国道296へ繋がってました。初めて走りましたが、途中降りてきた飛行機がエプロンを走る姿なども間近に見れて面白かったですうさぎのぬいぐるみ

 

後は慣れた道、国道408をつくばへ向かってグネグネ(国道なのに右に左に曲がって、しかも信号左折しないと道をロストするところが2か所もあるグネグネ国道)と進み、途中「島田町」という信号を右に曲がってすぐに細い道を左に曲がって坂を上がって少し行ったところにある「ヤマイチみそ」↓で休憩。

ここで、お味噌を買って、それから「味噌ソフトクリームソフトクリーム」を体内へ注入。

味噌ソフトって、え~と思うかもしれませんが、クリームに程よい量の味噌を混ぜ込んでるのか、ソフトの甘さと味噌の塩味が絶妙で美味しんです愛 機会があったら是非お試しをです。

 

以上で今回の旅のイベントすべて終了。

4時45分無事自宅到着。走行距離354kmの旅でした。

お疲れさまでしたバイバイ

っと終わるところですが、帰ってきた翌日の新聞を見てびっくりびっくりマーク

なんと、「仁右衛門島」のことが載っているではありませんか 凄いタイミング

©毎日新聞

                     ©毎日新聞

写真の方、港であったおじさんですびっくり