私はほんの2ヶ月位前まで入浴は浴槽の中に30cm位の高さのイスを置いてそれに腰掛けてシャワーを浴びていた。介助はなしだ。シャワーを持っている手を上げていると気絶しそうになりずーとこらえながらシャワーを浴びているとそのうちに体全体が痛くなってくる。低血圧で頭だけではなく全体の血流が悪くなり体全体が酸欠で痛みが出てくる感じだ。もうお風呂に入るのは無理だと思ったが、ふと訪問介護のプロの女房にもうお風呂に入れなくなるかもしれないと言った。女房いわく、どうしたときにどうなるの?と聞かれ。うん シャワーを手で持っていると血圧が下がって気絶しそうになる。イスに座っているのが痛みで苦痛になるの。上がるころには痛みで我慢できないと言って見た。女房いわく 手を上げているのがだめなのね。だったら手を上げずにシャワーを浴びたら?は~?どうやって(自分)?この浴槽は寝転がれるのだから、寝ながら、シャワーを浴びるのよ。は~~寝ながら?そうあなたは寝ているときに気絶をすることは無いのだから、浴槽の中でもずーと寝ているのよ。私には出来なかった発想である。それ以後湯船にお湯を貯めてず~と寝ながら足を上げている。自分の一番楽な姿勢だ。ず~と楽な姿勢でいた後に、風呂桶の中であぐらをかいてすばやくシャワーを浴びる。めまいがひどくなる前に。終わった後はやっとの思いで風呂から脱出する。前のやり方が嘘のように、痛みは無く何とか自力で風呂に入る事ができている。どんな痛みも何かの理由があるのなら、少し発想を変えて違うやり方を探って見ると少しでも楽になる方法が見つかるかもしれない。私は女房のお陰で、苦しみから救われた事が何度かある。奥さんに感謝である。だから、脳みその無いサルだとか言われてしまうのだろう。