生きている人と死んでいる人の違いは、
気があるかどうか。
その体に気があれば生きている、
気がなければ死んでいるということになります。
気が体から完全に無くなってはいないけど、
気が弱くなってしまうことがあり、
それを「気虚」といいます。
気が虚しているときは、これ以上の気の消耗を食い止めつつ
消耗した分の気を補わなければなりません。
慢性疾患を改善するためには、疾患名に関わらず気を補うこと。
これが不可欠。
例えば慢性腰痛に対して、腰に鍼を刺すのは当然です。
鍼を刺すことで腰の筋肉は緩み、患部の血流量は増え、
発痛物質の滞りは解消します。
また鍼の刺激は脊髄を通って脳に届き、
元々あった腰の痛みを打ち消すように働きます。
刺激が通るということで脊髄を「門」に見立てることから、
この働きをゲートコントロールと呼びます。
しかし、その刺激を受け取る脳の感受性が鈍っていると
一連の流れがスムースにいきません。
これらのメカニズムが稼働し、腰痛が消えてなくなるためには
体だけでなく、こころ(脳)の疲れを取ること。
しっかりと眠ることです。
睡眠が充実すれば疲労が取れ、虚していた気が蘇ります。
気が蘇れば、冷え症もよくなり痛みの感受性も
正常な状態に戻ります。
疾患名に限らず、慢性疾患をよくするためには
疲労、冷え症、不眠症をよくすること。
つまりは気を補うこと。
それこそが本治です。
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