最近その魅力にどっぷりハマっているのがヴィンテージランタン😚

様々なヴィンテージランタンがありますが、大きく分けてオイルランプと加圧式ランタンの二種類。
地域特性でいうとヨーロッパとアメリカとでも形や造りが違って面白いです。

どちらも大差なく好きだけど、特にお気に入りなのはオイルランプのFeuerhand Lantern💕
Sturmkappe(ストームカッペ)と呼ばれる風防の付いたモデルが大好きで、
黒やミリタリーグリーンのWWⅡで軍需生産されたものはまた格別✨

自分の持っているフェアハンドランタンは何れも現行のモデル276より小さくて可愛いサイズの物ばかり。

下の写真で、
右: Feuerhand 75 atom stk
中央: Feuerhand atom blacket 75
左: Feuerhand 176 stk

右の75 ATOM の赤ホヤはストームランタンでは最小サイズ。
1939年~1943年のごく短い期間でのみ製造されたモデルで、
馬車や自転車のテールランプとして使用されたと推察されます。
風防の付いたモデルは軍用で、民間用に生産されたミリタリーモデルに風防は付きません。
ドイツは敗戦国ということもあり、戦前または戦時中に生産されたものは個体数が少ない上に状態の良いものは殆ど残っていません。

下のマントを被ったようなランタンは、
同じ75 ATOMと呼ばれるモデルですが、ブラケットを装着しているモデル。
ブラケットは着脱できて、外せば風防の付いていない75 ATOMとなります。

こちらの製造期間も同じく短いもので今となっては大変貴重です。
マーチングランタンと呼ばれ、行進時に前両端と、後ろ両端で合計4つ灯してしたと推測されます。
一番のお気に入りです😋👍

シルバーの176 stkはデッドストック品だったもの。
こちらのモデルは終戦後なので色も黒やミリタリーグリーンではなくシルバー。

風防にDBPa(特許出願中)の刻印があれば1950年代初期、
DBP(特許)の刻印があれば1950年代後半~60年代後半、
特許にかかる刻印がなければそれ以降、製造が終了する1975年頃までの物と分かります。
自分の持ってるのは特許にかかる刻印がないので後年の物です。

下のランタンは人気のあるアメリカのブランドDietz VESTAとよばれるモデル。
レイルロードランタンと呼ばれる物の代表格です。

様々なランタンがレイルロードランタンと呼ばれてますが、
こちらのVestaやADLKEなどが有名ですね。どちらもアメリカです。
名前の通り鉄道の信号灯に使われていたそうな。なので赤ホヤもあります。
アメリカではオイルランタンは鉄道の用途で使われることが多かったようです。

こちらは少し珍しいDietz Driving Lanternです。同じくアメリカ製です。
ドライビングランタンという名の通り車の灯りとして使われていました。
車といっても1910年代なので現代のものとは大きく違った形の頃ですね。
前から見ると光に指向性があり、後ろから見ると小さな赤いグラス窓から点灯しているかの確認ができます😊

アメリカはドイツに比べて大きくしっかりとした造りで頑丈なイメージがありますね☝

最後に唯一の加圧式ランタン、Vapalux M320。
こちらはイギリス製です。

アーミーグリーンは戦時中に生産されたものもあり、非常に人気です。
ドイツのペトロマックスとは違って英国らしい繊細で紳士的な雰囲気のあるランタンです💂

前はペトロマックスのHK500を使ってましたが、こちらのヴェイパラックスに浮気しました🙈💦
大胆にも全力で光らすドイツのペトロマックスに比べ、ヴェイパラックスは眩しすぎない紳士的な灯りが優しいランタンです😅(笑)