千葉県の外房線と内房線、これらを走る特急を考えてみました。
ここ数年でこれら両線を利用する人は減少し、特急列車は特に本数が減りました。
原因は東京湾を通るアクアライン。羽田空港から木更津まで約25分で結ぶこの高速道路を通れば東京から千葉県が一気に近くなります。しかもここ数年は高速料金が800円と割引されていて利便性は高いです。
しかし、電車で千葉と都内を移動する人はいます。
特に内房線では市原市五井駅辺りから、外房線は詳しくありませんが、茂原駅辺りからは少なくないはずです。
内房線は特に衰退が激しく、特急は基本的に5両。平日は通勤客を対象にした時間帯に東京~君津間のみの運行、土曜休日は新宿発の往復2本のみ。
外房線はまだ本数は確保されているものの、こちらも基本的に5両で10両編成になるのはごく一部。
しかも特急料金が高い。特急料金の割引サービスがありますが、事前にネットで購入しておかなければいけず、突発的に利用したい人は割引の恩恵に預かれません。
以前にアクアラインが通行止めになった時、内房線特急「さざなみ」で帰りましたが、特急料金だけで東京から木更津まで930円。
本数も少ないし、料金も高い。これじゃぁ利用者は遠のくばかりです。
本数が増えて料金もワンコインで利用できれば、都内→千葉、木更津、一宮あたりで通勤に利用する人は急増するはず!ワンコインで直通・座れる・混雑知らずなら需要はあるはずです。通勤だけでなく、房総への列車旅も検討する人が増えるはずです。
現在は内房線の5両、外房線の5両、それぞれが違う時間に違う駅に停車しながら運行されています。非効率で分かりづらい。
そこで、これらを一部統合することにより合理化、特急料金を値下げることで利用者増加を目指した架空の時刻表を作成しました。
平日
土休日
この架空時刻表では、都内~蘇我までは5両x2の10両編成。蘇我で連結又は切り離しを行い、外房線と内房線はそれぞれ5両で運行します。車両は現行のE257系500番台を想定。
利用者の多い都内~蘇我を10両にし、利用者の減る蘇我以遠を5両。
外房線の「わかしお」と内房線の「さざなみ」、それぞれを5両で運行しますが、都内~蘇我までは連結して運行することで、増発による他の列車への影響を最小限にします。
また、都内~蘇我の区間は京葉線経由東京行きと、総武線経由新宿行きの2パターンあります。実際にこの2パターンは存在していますが、本数が少なすぎるので本数を増やします。また、平日でも新宿発を作り多様なニーズに応えます。
なお、京葉線経由の場合は新木場と八丁堀に停車します。これで地下鉄への乗り換え客の需要を取り込みます。京葉線東京駅は他のホームから遠いので歩きたくない!という人も地下鉄への乗り換えでこれを避けることが出来ます。
実際の運行では京葉線内は全て通過!というスタンスをとっている「さざなみ」。時間短縮も分かりますが、京葉線の客をもう少し取り込むべきです。
自由席特急料金は、
東京・新宿~君津・上総一宮 500円
東京・新宿~館山・安房鴨川 850円 程度に抑えれば利用へのハードルが一気に下がります。
常磐線特急の料金を見習ってほしい。今は値上げしたものの、以前はワンコインで非常に利用しやすかったです。
需要が減り、持て余しているE257系500番台。
折角5両基本で連結したら10両編成での運行が可能なのに、現行の運用ではスペックを生かし切れていない印象。
思い切って値段下げし、特急を身近に感じることが出来れば利用者は増えるはず!
素人の暇つぶしに作った架空時刻表、素人の楽観的希望を述べました。お付き合い有難うございました。