それぞれの人がそれぞれの親の「自慢の娘」であることだろう。
「いい子」から「いいお嬢様」、そして「いい社員」。
はたから見れば、羨ましいような立場から、SOSが聞こえてくる。
「優しい人」同士の競争は、時に、より熾烈であるようだ。
パニック障害、過敏性大腸炎、うつ、情緒の不安定・・・・。
精神的な援助や治療の必要と思える人がいる。
しかし、それを話すことは禁忌と心得ていた方がいい。
人事の勤務評価に影響の出る可能性があるからである。
心を病む=弱い者⇒敗者
という式が、今の日本の企業の管理職にある方々の頭には刷り込まれているようである。
気配りや優しさを求めるのであれば、繊細な精神への配慮も必要なのではないか。
抗うつ剤には、良いものも出ている。
自分が受け入れ、周囲が受け入れれば、毎日をもっと楽に過ごせるはずなのに・・・。
・・・・・臍(ほぞ)を噛む思いである。