前回の続きです。




49㎝縛りを理解していただけたと思います。


そしてこの一時転用のもう一つの縛り…

該当農地の土を持ち出してもダメ、足りないからといって他所から持ち込んでもダメ!です。



田んぼというのは表面の土「表土」が20センチほどあって、その下に基板の土で作られています。


造成工事をするにはまず表土を剥ぎ取ってしまわないといけません。

そして剥ぎ取った土は、いつでも農地に戻せるように、その農地内に留めておかなくてはいけません。

農地内に表土集積場を造ることになります。

高さ49㎝の(笑)


その結果出来上がり図面がこちら




5つの池と広〜い表土集積場です。



さて、これにて全ての書類が揃いました。


記入漏れ等が無いかをよく確認した上で、農業委員会に提出しましょう。

あとは農業委員会による審査、現地調査があり通過すると県に進達されます。

さらに県での審査を通過すると許可書が交付されます。

約二ヶ月ほどでした。







これが養殖池の一時転用の許可書です。



以上が、農地を養殖池にする方法です。

難しそうに感じるかもしれませんが、一つずつやっていけば自分でできるレベルです。

分からなければ、農業委員会や農政課の職員さんに聞けば教えてくれます。


近隣の耕作者や村の役員さんとも普段からコミニケーションは取っておいた方が、色々スムーズに進むかと思います。

そのあたりは散髪屋なんで余裕でしたw