ついに、買っちまいましたよ…この本。。
なんていうか、ある意味、反則だよなぁぁ~!!!(…今、”反則”が”販促”って変換された!笑)
賛否両論ゴウゴウあることは重々承知の上で、でも、こんなに奇麗な絵を書店で見かけてしまって、買わないわけに行かない…。少なくとも、もぐには無理。。
んで買ってみて、ホントにもう中身そのまんまなのに逆に笑えたりもした(呆)。
多分、これを越える「表紙買い」は生涯無いのでは!?とか思うくらい…☆
(とりあえず、開いていきなり口絵の写真に、モロ昭和の家族の肖像ってのはどうでしょう??)
とかいってますが、じつはもぐ、これ読んだこと無かったので。。
この人の短編はかなりいっぱい読んでて、好きなのもあったんだけどね。
なんか「長編は暗そう」と言うイメージが先行してて…。で、まあ丁度いいかなと。
たまたま、頭の毛切りに行って待ってる間ヒマなので本屋に行って、それでお金ないのに衝動買いしてしまって(まあでも290円くらいだから…安っ!)速攻読み終わったんだけど。
やっぱ暗いね。。(苦笑)
でも、もぐがもっと若い(幼い?)頃にこれ読んでいたら、やっぱりそれなりに危険な侵食を受けたかもしれない?とも思うので(今は全然平気~)、本能的にコレを避けた自分の”動物的嗅覚”も、あながち間違ってなかったかなぁ…とか思ったりしました。
一言でいうと、私はこういうお方(主人公の葉サン)と、仮に知り合う機会があったとしても絶対にお近づきにはなりたくないです~!(失笑)
…なんかしら自分と似ているようなところがやたら目に付くから、それも…うっとうしい。。
そう思うと、自分は少しは大人になってきたと言えるのか。
それとも、主人公が恐怖する、得体の知れない曖昧さを平然と飲み下して、生きる事を肯定しているようにみえる不可解で恐ろしい大人―になりつつあるというだけのことなのかな?
あるいは、まだ私には見えてないものがたくさんありすぎるのか…。
それにしても、読みながら所々、顔がオバタ風になってしまうのはどうしようもないですね!(笑)
「ずるそうな笑みを浮かべ」とか「弱々しく笑い」「わざと無邪気を装い」みたいなとこ全部。。
ラ○トだったり魅○だったり…(笑)女が全然存在感薄いのも一緒だよね。
ほんと、オバタ先生はどんな仕事でも受けるから偉いよな~。。
(何でも受けすぎでは…とか思わないでもないが。)
これから増えるかもしれませんね。
「マンガ絵」と「純文学」のセット販売。ある意味、最強のコラボとは言える。
既に色んな組み合わせ思いつくもんな~。あの人にあの絵とか…☆
ほんとに好きな人はイヤかも知れないけど。。
でも、本当の傑作はどんなに風に”翻訳”されても傑作だっていうし。
装いは各時代いろいろに変わって、でも、それによって生き続けていくという側面もあるには違いない。
それを必要とする人達の感性も変わっていくわけだから。
それでも、あっという間に読了した感想では「本質は何も変わらない」から。
ですんで、元からの読者の方もどーぞご安心を。。
(責任は取りませんが…)