上場市場について | 元証券会社ディーラーで現不良デートレーダーの気まぐれブログ

上場市場について

日本の市場はどうもトレードしづらい。それはいくつもの市場(東証、大証、JASDAQ、名古屋、札幌、福岡)があることと使っているシステムがばらばらだからだ。現在一番トレードしづらいのがJASDAQ。なんといってもシステムの処理能力が異常に低いせいでIPO初日の寄付は板がどうなっているのかしばらくわからない。ビックカメラのときなどがいい例だ。みんな暗闇の中でトレードしているようなものだが割り切っているようだ。ちなみに大証ヘラクレスなどは去年システムを増強するまではもっとひどかった。今となっては板の数も増えて全市場の中で1番進んでいる。その代わりみんなトレードのペースが異様に速いのでこちらもかなりペースアップしなければならない。6月上場のフリーワークが初値後、ものすごい勢いで下落したのを今でも鮮明に覚えている。逆にみんなのんびりしているのが名古屋、福岡、札幌だ。こちらもペースダウンする必要がある。IPO初日の初値がついてからの間が異様に長く感じられる。東証は板の更新と約定のレスポンスが両方遅い。IPO初日に板を見ながらトレードするとだいたい間に合わない。 取引所もユーザーを第一に考えていればこういうことにならなかったと思うのだが。