夫はアスペルガー症候群です。
息子も思春期になって益々その傾向が強くなってきました。
二人は同じではないけれど、似ています。
夫と息子、それぞれの態度や生活習慣は、私には理解が難しいことがたくさんあります。
でも、それはアスペルガーでなくても、家族ってそういうものよ、という考えもあるでしょう。
私は真剣に悩みすぎて、長年、苦しんで体調を崩しました。
(アスペルガーさんに悩む人はカサンドラ症候群といわれています。)
カウンセリングにもいろいろ行きました。
でも、それは解決にはなりません。
カウンセリングというのは、話して発散するとか、違う考え方のアドバイスをもらう程度に思ったほうがいいです。
アスペルガーが治ることは生涯ないのですから。
自分のセラピーのためのカウンセリングと割り切ったほうがいいと思います。
私はもう、彼らのことで苦しんだり、戦うとか、無理して合わせるということをやめたいと思うようになりました。
アスペルガーの欠点を補う役目は私にしかできないと思うことが
生きがいのひとつになってしまっていた時期もありますが
本当は彼らにとって私の助けなど必要ないのです。
助けではなく、おそらく、彼らに必要なのは
「理解されること」です。
そして私は自分の人生に集中し
私らしい人生を再確認する必要がありました。
受け入れがたいことを理解することは魂の学びのひとつと思うようにしました。
彼らに教えてもらったことはたくさんあります。
〇 ひとにどう思われたっていいじゃないか 自分がよければそれでいい
〇 自分が好きなことは誰にも譲れないし人生でとても大事なこと
〇 君が一番じゃない 自分が一番
〇 空気を読まなくても生きていける
〇 穏やかでいることはとても大事
〇 ひとりでいる時間はとても大事
そうか、そういう考えもありだな、と思ったことたくさんあります。