■京都大学・宇治キャンパス(京都府宇治市五ケ庄)
京大は現在、吉田・宇治・桂の主要3キャンパス制を取っている。
その中で吉田に次いで古いのが宇治。1947年に旧陸軍の火薬貯蔵庫の敷地を譲り受けて開設した。
入居者は理系の研究所。学部・大学院に比べ、教育より研究により軸足を置いた大学付属組織が集まっている。
建物的には、戦後に作られた実用性重視のものが中心なので、それほど面白みはない。
とは言いつつ、それが今では昭和・高度成長期レトロ感を醸し出していて、それはそれで悪くはないのだが。
木質材料実験棟とか、なかなか個性的?な建物もあるし。
あと、一部には旧陸軍以来の建物が残っている。
化学研究所OB会の建物「碧水舎」は旧火薬保存庫をリニューアルしたもの。
もっと先に進むと、使われているのかどうか不明だが、戦前案件と思われるクリーム壁の倉庫風建物もある。
同じくこちらもそんな感じ。
ついでに、隣は自衛隊の駐屯地。京大と旧陸軍敷地を分け合ったのだろう。
こちらにはがっつりレンガの建物が残っていて、京大側からもよく見える。
交通メモ
京都大学・宇治キャンパス
住所: 京都府宇治市五ケ庄)
JR京都駅から奈良線に乗って20分。黄檗駅前すぐ。宇治橋と平等院鳳凰堂などが、近所の観光資源だろうか。