■同志社大学・今出川キャンパス(京都市上京区今出川)
関西の名門私大筆頭。建物の歴史的には日本の大学筆頭。
関東の大学は大震災と空襲で、大体焼け野原になった。明治の建物は、慶應の旧図書館と演説館ぐらいしか残っていない。
一方の同志社は、一言でいえば京都の明治村。
最近は近隣にサテライトキャンパス的な飛び地校舎を増設している。烏丸、新町、その他いろいろ、だ。
詳しくは大学のホームページにいろいろ書いてあるのでそちらを読んでもらうとして、印象としては東京のミッション系大学筆頭、「青山学院大学」に似ている、と感じた。
今出川は青山と、郊外キャンパスの京田辺は相模原と同じ空気感、印象を受けた。
実際のところ、今出川は青山より二回り以上クラシックな建物だし、一回りサイズも広い。京田辺も相模原より二回りは広い。
とはいえ、初見のぱっと見の印象では、デジャブを感じました。
それはさておき、正直、関東人の僕には縁の薄い大学だ。新島襄と言われても…というのが本音だ。新島は群馬県人だけど。
しかし物の本を読むと、相当の大物だったらしい。
明治時代には明治六大教育家として、福沢諭吉に並ぶ存在として知られていたそうだ。
早稲田大学百年史によると、日本で真の大学と言えるのは、早慶同志社と、おまけで北大の4校だけだという。
百年史によると、真の大学の条件はレジェンド的な創設者がいること。つまり大隈重信・福沢諭吉、そして新島襄のビッグスリー、そして期間こそ短かったが、超絶インパクトを残して去っていったクラーク博士、というわけだ。
交通メモ
同志社大学(今出川キャンパス)
住所: 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町
地下鉄烏丸線で今出川駅。歩いてすぐ。そばに烏丸・新町・室町の3つのサテライトを展開しているが、いずれも徒歩10分圏内。隣接する同志社女子大も見てみたいものだが、それはまあ、機会があればということで。