■中央大学・後楽園・茗荷谷キャンパス(東京都文京区春日、大塚)
後楽園は理工学部のキャンパス。1951年に中大が工学部開設のために購入し、現在まで使われている。
というわけで建物を見るなら、少し離れた文京区役所(シビックセンター)の展望フロアから見るのがいいだろう。
茗荷谷キャンパスは2023年開設。看板学部の法学部が八王子から移転してきた。
中大はもともと、神田~駿河台近辺に展開していたんだけど、広大で学生運動の魔の手も及ばない立地を求めて、八王子に移転した。
これは大学業界のトレンドではあったんだけど、少子化が進む現在、学生たちは都心部でおしゃれライフを強く求めて、どの大学も都心回帰を進めている。
中央の場合、ライバル校(東京6大学にせよ、GMARCHにせよ)はいずれも都心キャンパスは維持したまま、1・2年生だけは郊外キャンパスで、という体制を取った。
4年間通して八王子で、という抜本的な移転を行ったのは中央だけ。
青学や立教は昔からだが、明治や法政もいつの間にか都会派シティカレッジにイメチェンしたのに対し、中央はあれである。
という危機感にあおられたのか、市ヶ谷田町に新キャンパスを作ったり、都心回帰に乗り出した。
茗荷谷もその一環。
ただあそこは、定期借地権で借りた都有地。いずれは後楽園に集約するのか?
交通メモ
中央大学・後楽園・茗荷谷キャンパス
住所: 東京都文京区春日、大塚
後楽園キャンパスは東京ドームから徒歩10分。茗荷谷は駅前すぐ。間違えて拓殖大の方に行かないように。個人的には、小石川植物園も是非、ついでに。木造洋館からアールデコ、現代てなグラスパレスまで、一気にまとめて楽しめる建築のテーマパークです。実は。