■番外・日吉津村役場(鳥取県)
鳥取県西部の小さな村。
ひえづ、と読む。
微妙にヨーロッパ風な緑の屋根と、表現派風の構成が印象的だ。
表現派風?つまり、何とも言い難い、ということだ。
タワーもすごい。
とても目立つ。
ま、そんな感じ。
村とはいっても、山間の小さな…ということではない。
全体としては、かくの如く、立派な個人宅が並ぶ感じのいい町並みの中に、これまた東京の裕福な私鉄沿線にありそうな庁舎。
という感じだ。
ここは鳥取県内唯一の村。
立地的には、三方を米子市に囲まれたベッドタウン的な地域でもある。
面積は4.2平方キロ。全国で4番目に小さい村だ。市町村というくくりで見ても下から6番目。
なぜ米子と合併しないのかというと、王子製紙の工場があって税収が豊かだから。王子製紙米子工場は、米子と名乗っているのに日吉津にあるのだ。
それだけではなく、子育て支援も力を入れているので、人口も増えているという。
その証拠なのかどうなのかわからないが、小学校の校庭はとても広い。
あとイオンモールもあって、これまた米子の住民を吸い寄せているらしい。
米子から見れば、いいとこどりの3連発。はらわたが煮えくり返っているのではないだろうか。
交通メモ
日吉津村役場(鳥取)
住所: 鳥取県日吉津村日吉津
役場自体は、ちょろっと見ればそれで気が済むかな、という感じ。ただ、街並みは、だらだら散歩する価値がある。意外に古い町並みが残されている。ググっても特に出てこないのだが、富と歴史を感じさせられるのですよ。