■新潟薬科大学(私立・新潟市秋葉区東島)
なんというか、「山の中を歩いてたら、突然、近未来都市が現れた」的な謎めき加減がある。
まずはJR新潟駅前から、そろそろ新潟の郊外エリアだよなあ、という塩梅の新潟市秋葉区役所まで、バスで旅立つ。
乗ること1時間。
orzに似ているような気がするフォルムの秋葉区役所を眺めたうえで、山の方に歩みを進める。
もはや市街地ではない。
そんなあたりにキャンパスは見えてくる。
段々山の中へ入っていく。いいのか。遭難しないのか。
少しづつ不安になってきたあたりで到着。
2005年竣工。久米設計。
とてもおしゃれなキャンパスだ。
キャンパスの構成は、基本的には広場を現代的なおしゃれ校舎で囲む、よくあるもの。
緑の芝生と、ガラスと打ちっぱなしコンクリの校舎。
さらに、校舎の一部の屋根がスロープとなり、2階の屋上広場へも人々を導く。
そのまま2階で揺蕩うもよし。
そのまま先に進むと、今度は下り階段。
下った先はもう一つのキャンパス出入り口。
紫陽花門という、実にフラワーチルドレンな名前。
その先に向かって、学生が吸い込まれていった。
吸い込まれた先(下山先)は、JR古津駅。かなり、ローカル線に近づいてきた感じの駅だ。
ところでこの大学、ネットで検索してもはっきりとした沿革が出てこない。
1977年開学ということぐらいはわかるのだが、だれがどういう経緯で創設したのか、さっぱりわからぬ。
兎にも角にも、謎めいている。
キャンパス自体は、手間暇かけて苦労して訪問する価値があるものだと思う。
交通メモ
新潟薬科大学(私立)
場所: 新潟市秋葉区東島
JR新潟駅からバスで一時間半。秋葉区役所前で下車。さらに徒歩30分で到着。帰りは大学から徒歩10分でJR古津駅へ。信越本線で約35分、新潟駅に戻れる。新津駅からバスで秋葉区役所に行くのもあり。