■東洋大学・川越キャンパス(埼玉県川越市鯨井)
東洋大学が初の理系学部となる工学部を開設する際に、新設したキャンパスだ。
1961年。
とはいっても、おおむね現代型の新鋭校舎に建て替えられている。
東武東上線鶴ヶ島駅から徒歩10分。
正門から入ると、びっくりするような濃く、深い木々の中を延々歩くことになる。
トトロの森?
10分近く歩くと、ようやく文明の息吹。
中央部にはシンボリックな五角形校舎がそびえたつ。
航空写真が取れれば、さぞかし映えるだろう。
その周囲は、これまたおしゃれなガラスと打ちっぱなしコンクリートの現代型校舎が林立する。
無秩序に、ではなく、計算づくで配置されている。
緑の芝生の向こうに学生食堂。
とまあ、ピカピカ校舎だけでなく、キャンパス開設当初からあったと思しき、昭和モダンな建物も残る。
これもなかなか悪くない。
このキャンパス、現状は工学系と運動部の合宿所・練習場として活用されている。
とにかく敷地が広大なので、森の中を切り開いて人里を作った、という感じもする。
おそらく1960年代は、周り一面、森だったんだろう。
今はどうか?
周りはすっかり宅地開発されてしまった。
宅地の中に森が浮かび、その中に入れ子構造のように、校舎が立ち並ぶ。
交通メモ
東洋大学(川越キャンパス)
場所: 埼玉県川越市鯨井
池袋から東武東上線で一時間、鶴ヶ島駅で下車。徒歩約10分でキャンパス正門。さらに森の中を10分歩くと校舎ゾーンに到着。歩き甲斐のあるキャンパスなので、他に立ち寄ろうという気にはならないと思うが、川越観光や坂戸に出て城西大などを見るのもいい。