■城西大学・坂戸キャンパス(埼玉県坂戸市けやき台)

 

色々な意味で有名だけれども、キャンパスと建物、という視点から言えば、まずまず一級品だといって良いと思う。

 

わざわざ坂戸(実際には、のさらに先の川角駅)まで出かけていく価値はある。

 

駅から徒歩10分ちょっと。

 

 

 

半世紀前、開学の1965年頃に建てられたとおぼしき校舎も残ってはいるが、絶賛建て替え中のキャンパスだ。

 

 

かくかくしかじか。

 

 

大変に現代的な校舎が目白押しだ。

 

 

多くは組織設計事務所大手だが、よく知らないけれど、海外建築家のものもいろいろある。

 

 

よく知らない建築家だけど。

 

 

一方、図書館のような、それなりに年季の入った建物も、これがどうして飽きの来ないデザインだ。

 

 

こちらもやっぱり、誰の手によるモノかは分からないけれど。

 

 

キャンパスのシンボル的な建物はというと、図書館もだけれど、清光会館のタワーだろうか。

 

 

 

汚れや紫外線?で透明度が落ちているのが、すこし残念。

 

 

ぜひきれいにして、眺望を回復させて欲しい。

 

 

バラ園もある。

 

 

それはそうとして、この大学、「水田記念」と頭に付いた建物がやたらと多い。

 

 

図書館もバラ園も美術館も、だ。

 

水田、は大学の創立者の名前。

 

戦後初期に通産相などとして活躍した経済政策通の大物政治家、水田三喜男が1965年に設立した大学だ。

 

 

娘が後を継いで理事長になったが、内部でひと悶着あって、創業家は学校経営から手を引かざるを得なくなった。

 

このあたり、ググって見ると分かると思うけど、なかなかショッキングな経緯だ。

 

 

まあ、追い出した方、追い出された方、それぞれに言い分があるんだろうけれど。

 

とにもかくにもちょっと調べれば分かる話だが、本当に突っ込みどころ満載だ。

 

 

まあ、それはさておき、キャンパスと建物に罪はない。

 

罪はない、のである。

 

 

  交通メモ

 

城西大学(坂戸キャンパス)

 

場所: 埼玉県坂戸市けやき台

 

池袋駅から東武東上線で1時間。坂戸乗り換えで川角駅下車。歩いて15分で到着。明海大と日本医療科学大が隣接しているが、明海は城西創業者の水田三喜男が別法人で設立し、その後売却して無関係となった歯科大。日本医療は、水田家とは直接関係の無い別法人が運営する城西大附属高校が母体となって設立した大学。すごくややこしい。