■番外・下郷町役場(福島県)

 

東京と会津を結ぶ、マニア好みの私鉄ローカル鉄道網がある。

 

東部鬼怒川線―野岩鉄道-会津鉄道。

 

直通列車も通っている。

 

川沿いに山の中を進む車窓。沿線に点在する温泉。

 

そんな旅を楽しむついでに途中下車したいのが、会津下郷駅だ。

 

東京方面から乗っていくと、突然右手の丘の上に、何やら大きくて目立つ建物がそびえたっているのに気が付くはずだ。

 

それが町役場。

 

駅から川を渡って上り坂。

 

 

その向こうに到着。

 

 

1995年.福島県郡山市の清水公夫研究所の設計。

 

 

 

屋根に勾配をつけ、軒の出は深いあたり、雪国の建物らしくはあるが、全体としてはバブル期の名残も残るポストモダン風味。

 

 

 

 

 

しかしまあ、集落から一山離れた小高い丘の上に立っているだけあって、見晴らしは最高だ。

 

 

 

そんな下郷町自慢の観光名所といえば、昔ながらの街並みが奇跡的に保存されている大内宿だろう。

 

残念ながら、それは隣の駅だけど。

 

大内宿は3年ほど前に行ったが、行く価値はある。駅からタクシー往復で5、6000円ぐらいだっただろうか。

 

しかしまあ、狭い山間を徒然と進む会津鉄道は、乗って良し、眺めてよし、だなあ。