■日本大学・郡山キャンパス(福島県郡山市)

 

郡山駅前から時間1-2本程度出ているバスに乗って20分ちょっと。

 

まだまだ「街なか」といえるエリアの川沿いに広がるキャンパスだ。

 

 

工学部と付属高校の共同利用で、総面積は38万平米。地方国立大学のメーンキャンパスよりちょっと狭い、ぐらいな感じだ。

 

建物は、高度成長期風というか、団地風の量産型校舎と、なかなか凝った中枢塔屋の二種類からなる。

 

 

 

 

とはいえ、なぜかは知らないが、日大はどこのキャンパスも、微妙に建物へのこだわりが散見されるのであるが、ここもそう。

 

 

量産型校舎も、何とはなしに品の良さを感じる。窓割のリズムとか。

 

 

かえって、凝った建物のほうにこそ、いささかやりすぎ感を感じてしまう気もする。

 

 

 

 

一番の見どころは図書館だろうか。

 

 

なぜならばモザイク壁画が施されているから。

 

そう、モザイクさえあれば、それでよし、どんなモザイクでもバッチ来い。それが僕の価値判断だ。

 

 

しかしまあ、広々とした余裕のあるキャンパスだ。

 

 

庭園。池の向こうにしつらえたステージ。

 

 

東海大湘南キャンパスをなんとなく思い出してしまった。その縮小版、といった空気感だ。

 

それにしても、郡山は意外にいい建物が多かった。

 

奥羽大は全く期待していなかったが、なんというか、エセ磯崎新風(言い過ぎ)で面白かった。

 

ほかにも県合同庁舎や市公会堂、安積歴史博物館など、洋式建築好きにはこたえられない物件が目白押しだ。