■東京都立大学(荒川キャンパス)

 

「都立大は都立大駅にはないんだぜ。入試会場を間違えるなよ」というのはよくある小ネタだが、都立大がすべて南大沢にあるとも限らない。

 

1986年誕生の旧都立東京保健科学大学@荒川区が、2005年に首都大学東京に包摂される形で現在のありようになった。

 

健康医療学部が入居する、ミニキャンパスだ。

 

アクセスは千代田線の町屋か西日暮里。良くも悪くもごちゃごちゃしたところが魅力の駅前を抜けていくと、突然こぎれいなウォーターフロント風のエリア。

 

 

そこにある。

 

 

通りからは、ラスタータイルで飾った見目麗しい姿が見られる。

 

今回は冬に行ったが、お勧めは春だ。

 

 

中に入ると、なんというか、あの時代にはやったポストモダン風味の公共建造物風である。

 

 

 

中は意外に広々として、築山もこさえてある。

 

 

 

屋根付き連絡通路が四方八方。これもいい。

 

 

 

カフェテラスはガラス張り雁行形式で、水が張ってあったら、さぞかし映えそうだ。

 

 

面白かったのは事務棟を外側からみた眺め。

 

 

陽が向きを変えるにつれ、落ちる影も向きを変える。

 

 

隣は尾久の原公園。枝垂桜の名所なので、春にはぜひ。そこから見える区立住宅も、なかなかのデザイン力だ。

 

 

町屋駅前にはおいしいタコ焼き・タイ焼き屋がある。あらかじめ購入の上、公園でつまむのもよい。