■番外・田村市役所(福島県)
何やらデコン?な市役所があるらしいと聞いてやってきた。
JR郡山駅から磐越東線に乗って40分ほど。船曳駅で降りる。
徒歩10分もかからず、見えてくる。
なるほど、正面向かって左側が、斜めに突き出すような形で独立している。しかも一階と二階で突き出る方向がばらばらだ。
ある意味デコンといえばデコンだ、といっていいのだろうか?誰か教えて。
突き出しているのは、多目的ホール。
まあ、なかなか写真映えすると思うし、町の通りもいかにも東北の…といった感じで、ぶらぶらするのに悪くない。
とはいえ、わざわざ郡山から往復1時間半かけてくるのもしんどい話だ。
隣の三春駅は大高正人の出身地なので、大高デザインの建物が割とあるそうだし、もっと先の夏井まで乗って、桜並木を見るという手もある。
夏井の桜は大したものだ。
そういえば、市役所の隣の児童公園に、これがあった。
幼児用遊具だが、一部では「エビフライ」と呼ばれているらしい。
ミツバチをモチーフにしたらしいが、エビフライといわれてみると、確かにそうとしか見えなくなってくる。
この遊具の製造元は、コトブキ。
かつての日本の建築学界のドン・内田祥三の引き立てで成長した椅子会社。
いろんな大学に納入しているし、公共サイン看板も手掛けている。東京外語大入り口の立体看板?オブジェ?もコトブキ製だ。