■福島学院大学(私立・福島県福島市宮代)
創立者は杉野ドレメで学んだあと、福島で洋裁学校を開き、1985年に福島女子短大を創設。2003年に4年制大学を作った。
ドレメといえば、目黒駅そばに展開する、既存の建築アカデミズムとは一線を画した(という表現でいいのか?)独自路線の校舎デザインを繰り出してくる逸品キャンパスである。
だからというわけではないが、福島学院のキャンパスも相当癖が強い。
まずは本館。東日本大震災で旧本館が壊れたので、新築したばかり。
なんというか、スパニッシュ?スパニッシュ様式を現代的なアミューズメントパーク風によみがえらせたとでもいえばよいのか?
裏手もスパニッシュ風味。しかも、どちらかといえば遊園地やアウトレットモールみたいな。
じゃあスパニッシュ好きなのかというと、そうでもない。
あえて言えば南ドイツっぽい?建物。
英国田舎風?
フランスっぽい?のも。
さらには、「バリ庭園」なるエリアもある。
バリ風の門柱がバリバリだ。
バリ庭園に雪。
コンパクトに世界1周できる東武ワールドスクエア的とみればよいのだろうか。
スイス風山小屋を巨大化したような建物は、駐輪場だ。
図書館のコンセプトは何なのか。合掌造りか?スイスなのか?
隣接する県教育センター(教育会館ではないですよ!)もなかなか個性的。
そんなキャンパス、市内中心部からは歩いていけないぐらいに離れている住宅街の中にあるのだが、公共交通機関の便はいい。
阿武隈急行、JR、バスがそれぞれ時間1本以上ずつあるので、どれかを使ってたどり着けるはずだ。