■長野大学(公立・長野県上田市)

 

六文銭の「真田の里」として知られる信州上田には二つの大学があって、一つが国立信州大の上田キャンパス。もう一つが、公立上田大学だ。

 

地元のローカル私鉄、上田鉄道に乗ってその名も「大学前」駅でおりる。

 

学生たちの後について10分も歩くと到着だ。

 

最初に目に入るのが、大学パンフなどでもおなじみの図書館棟のとがった側。

 

 

実に新しく立派だ。

 

反対側から校舎を見ると、円筒が印象的。こちらもモダンな感覚だ。

 

 

 

空中庭園・広場部分もおしゃれ。

 

 

 

外壁も手がかかっている。

 

 

 

しかし、キャンパスの奥へ進むと、ちょっとレトロな感じになってくる。

 

それはそれで悪くないんだけれどね。

 

特にこの四連灯。

 

 

 

この大学、なかなか複雑な由来がある。

 

元々は地元自治体(旧・塩田町)の出資や地元住民の寄付を元に作った運営法人による私立大(複雑だ・・・)である本州大学が、1966年に開学。

 

しかし、経営が軌道に乗らず、1972年に長野大に改名して再出発した。一旦は経営を安定させたものの、やはり昨今の少子化の波には抗しきれず、2017年に公立化した。

 

キャンパスとなりに良い感じの上田女子短大があるのだが、こちらは元々、本州短大。つまり、長野大学とは姉妹関係にあるわけだ。

 

 

ついでながら、上田電鉄に乗って次の駅は下之郷。ここにある生島足島神社は、池の中の小島に社が鎮座する、アヒルがキュートなスポットだ。

 

電車の終点は別所温泉駅。立ち寄り湯もあるので、日帰りでも楽しめる。ここがまた、実に良い具合の立ち寄り湯だった。最新のおしゃれ施設ではないのだが、実に味わいのある、レトロ温泉小屋、なのですよ。