■番外・日光市役所(栃木県日光市今市本町)

 

町村合併のアオリで支所に格下げされた、日光庁舎にまず向かう。

 

JRの鈍行なら3時間かけて、東武の特急なら大変素早く、東京から到着する。

 

JR日光駅自体がレトロな木造庁舎。

 

 

そんでまあ、東照宮方面へ坂をてくてく上っていく。

 

結構歩いたなあ、というあたりで左手に見えてくる。

 

真っ白な板張り洋館だが、屋根はお城風。

 

 

瓦ではなく金属板で葺いてあるが、破風には手間を掛けた木彫飾りが取り付けてある。

 

 

1919年竣工。

 

外国人観光客を想定した「大名ホテル」として建てられ、後に旧日光市役所として転用された。

 

ネット情報には「帝冠様式」としている物もあるが、1919年にはまだ、そんな概念は誕生していない。素直に外人向けのジャパネスクデザインとして楽しむのが良いと思う。

 

 

 

坂を上って裏手に回ると、意外に普通の洋館になってくる。

 

 

 

なんかこう、軽井沢みたいな?

 

隣には教会。

 

 

入り口の上に、とてもステキなモザイクがある。

 

 

モザイクと言うより、ドット絵?

 

ますます素敵だ。

 

そんな日光を色々ぶらぶら楽しんだあと、電車に乗って現庁舎に向かう。今市駅で降りる。日光の山並みを振り返る。

 

 

で、徒歩25分ぐらい。現庁舎だ。設計は佐藤総合計画(たぶん)。