■青森公立大学(公立・青森市合子沢山崎)
JR青森駅から「モヤヒルズ」という、さまーずが出没しそうな場所に向けてのバスに乗る。
どうも、モヤサマと関係があるわけではなく、雲谷と書いてモヤと読む、ということらしいが。
そんでもって30分近くバスに乗ってゆられてく。すっかり山の中だ。
濃い緑の中、大学に向けてアプローチの直線路が伸びている。
向こうにはなにやら人物像が見える。その後ろの校舎はガラス張りなのか、望遠レンズで写真を撮ると、透明に見える。
近づくと、どうやら外人さんの像らしい。
アダム・ミキェヴィッチの像。
何者なのか。ググって出てきた大学OBのブログによると、「人名ではないみたいですよ」。
大学HPによると、「ポーランドの詩人で、地域ならびに国内外の人々との『交流のシンボル』であるとともに、青年たちの教育・研究の場『大学のシンボル』ともなるものとして選ばれました」とある。
しかしながら、なぜ青森にこの人の像が、ということについては、グーグルも沈黙するのみ。ネットにすべての答えがあるわけじゃない。
不思議なことに、遠目では透明に見えた校舎だが、近づくとそうでも無い。
でまあ、ぐるっと回る。
校舎はコンクリ色とイエロー。なぜ黄色?
裏手にぐるり。がさがさ音が聞こえるので顔を上げると、木の枝にリス。
さらに進むと、体育館。
中庭広場に出る。
体育館と本校舎は長大な連絡通路でつながれている。
北国の大学と医大は、連絡通路が欠かせない。
さらに進むと、中庭芝生広場。
建物の中から芝生広場を見下ろすのが正しいあり方だろうけれど、見上げ返すのも悪くない。
まあ、そんなこんなでなかなか楽しめた大学は、I.N.A新建築研究所で1992年。大学の開学は93年。
しかしながら、同一敷地内(ほぼ一体化したお隣)に、国際芸術センター青森がある。
うーん、かっこいい。
アーケードもすごいぞ!
芸術センターは安藤忠雄。
実のところ、安藤忠雄はそんなにいいとは思っていなかったのだが、これは素直に感動できた。確かに、水と光の扱いは、只者ではない。
でも、お散歩するには、少し物騒かも。