■西武文理大学(私立・埼玉県狭山市柏原新田)

 

 

遠くから見る分には申し分ない。というか、遠くから見られることを意識した設計だ。

 

 

いわゆる洋館風の校舎だ。

このキャンパス、入間川沿いの安比奈親水公園の隣に位置するのだが、まずはそこから接近した。

遠方から望遠レンズ。

 

 

うーん、ビューポイントでござる。

 

 

近づくと、おや、思ったより大きな校舎だなあ、とびっくり。

4階建て。キャンパスに入ると、見上げる形になって首が痛くなる。

 

 

 

写真によって曇り空だったり、晴れ空だったりするのは、二回行ったからだ。

初回は曇りの日にスマホ撮り。

 

その時、ここは望遠が必須だなあ、というか、遠くから望遠でとられることを意識した設計に違いないと確信した。

でまあ、この手の洋館デザインは3階建てが限度ではないか、と思った次第だ。
 

遊園地風のちゃちな安物ではなく、結構お金がかかっている感じの建物ではあるが、さすがにこの大きさになると、大味だなあ、と感じてしまう。  

 

そんな西武文理大学は、名前と所在地(最寄りは西武線新狭山駅)に反して、西武鉄道とは何の関係もない。

 

佐藤一族が設立した、学校法人・文理佐藤学園の経営だ。

 

1966年に調理師学校としてスタートし、徐々に規模を拡大。99年に大学を開いた。

 

最近は大学経営よりも、付属中高のブランド進学校化に力を入れているようだ。

 

電車で行ってもいいが、サイクリングでいくのもお勧めだ。荒川自転車道から狭山自転車道に入れば、そのうち着く。

 

荒川道は茫漠としすぎていて、その景色は大味な感も否めないが、そこから分岐する狭山道はスピードこそ出しにくいが、ゆったりのんびりと、ほのぼのした風景を楽しみむことができる。

 

天気が良ければ、なのではあるが。

 

 

入り口から手前が中高ゾーンで、奥の方に大学がある。中高の入り口からでも行けるし、別途、大学専用のゲートもある。

 

メーンの校舎は二つ。どちらも洋館風だ。

 

塔屋や鐘楼は、なかなかデザインに凝っている。

 

 

 

 

キャンパスは細長く、距離を取って校舎を見ることは出来ない。

 

いったん外に出て、ビューポイントを探すのがお勧めだ。

 

入間川と反対側から見ると、こう。

 

 

ちなみに、川沿い方面に謎のカッパ像集積地帯がある。文理大が川の守り神として、祀っているらしい。

 

最後は、入間川大橋を渡って新狭山駅方面へ。

 

橋には石碑が据え付けられた展望ゾーン的な部位があって、そこからキャンパスが一望できる。

 

 

絶対、橋からの見え方を意識してると思う。

 

橋を渡って少し行くと、付属小学校がある。

 

 

やはりこのデザインだ。