■青森中央学院大学(青森市横内)

 

宇宙的建築デザインに定評のある、毛綱毅曠が設計した校舎で有名だ。

 

 

 

この人、若いころに青森・恐山でマリリン・モンロー(M・M)の霊からアドバイスを受け、「もづな・もんた(M・M)」と名乗っていた。

 

しかしある時、「もうちょっと他人の話をよく聞かないと、社会人として駄目だよな」と思い至り、「もづな(人の話をよく)きこう」に改名したという。

 

そんな超絶建築家がデザインした校舎があるキャンパスは、青森駅からバスで十数分。

 

ちょっと町中から出たな、というあたりにある。

 

門の向こうにはゲート上になっている校舎があり、そこを抜けると毛綱校舎だ。1998年落成。

 

なんというか、ロボットというかバブル時代的な遊園地のアトラクションというか…。

 

ちなみに、裏手は・・・うーん、なんとも。ぜひ、行って、見てほしい。

 

毛綱毅曠は安藤忠雄とか伊東豊雄とかと同世代の建築家で、乾坤とか天地人とか、宇宙と一体化して悟りを開いたりするようなコンセプトを打ち出した、超個性派だ。

 

ちなみに、こちらも毛綱案件らしい。

 

 

ところでこの大学、この2棟に限らず、すべてが個性的だ。

 

 

 

 

どれもこれも、すべてただ事ではない。

 

彫像もなんだか、妙に引き付けられる。名のある人の作なのか?

 

 

噴水ですら!

 

 

農学部があるわけでもないのに、校内にこんな立札があるのも、目が離せない。

 

 

 

「学院大学」と名がつく大学は、キリスト教の修道会が母体となったミッション系学校であることが多く、それゆえに建物に力を入れている傾向もある。

 

だがこちらの大学、設立経緯はよくわからないのだが、「いわゆるミッション系」ではなさそうだ。

 

うーん謎。

 

でも、訪問当日の空模様は、何やら実に、神々しかった。