■国際教養大学(公立・秋田市雄和椿川)

JR秋田駅からだと、バスを乗り継いで結構な時間をかけて行くことになる。
 

 

 

街から離れた寮に住まって勉学に打ち込むことが、ここの学生には求められているのだろうか。

 

留学必須などの国際教育で話題の、公立大学だ。

 

元々、この敷地には1990年開校のミネソタ州立大秋田校があった。

 

こちらも国際教育がうたい文句だったが、「専修学校」の扱いだったため色々と先行きが難しいことに。

 

県知事と県議会の激しい対立に翻弄されつつも、閉鎖消滅ではなく、公立大学として発展進化することになり、2004年、開学にこぎ着けたという歴史がある。

 

そんな経緯もあり、ミネソタ大時代の年季の入った校舎と、国際教養大開設後に作られた新しい施設が混在している。

 

 

 

建物的に言うと、古い建物は何というか、それなりの出来だし、新しい建物は仙田満の図書館をはじめとしたおしゃれな建物が並ぶ。

 

 

が、やはりこの大学は建物より、秋田の森の年経た木々と、その中に開かれたキャンバス。そして木漏れ日。

 

そこが魅力ではないだろうか。

 

 

 

あまり、日本という感じではない。

 

行ったことはないけれど、ミネソタの森はこんな感じなのだろうか。

 

木々の中から姿を見せる、本館の時計。

 

 

密度の高い、それでいて手入れの行き届いた並木。

 

 

 

その中に広がる芝生。

 

木材外装を取り入れた学生寮。

 

 

夕方の光を浴びながら帰りのバスに乗って、秋田駅に戻る。

 

ちなみにアクセスの選択肢は、「大学発某ショッピングセンター行きバス」と「SC発秋田駅行きバス」を乗り継ぐか、「大学発ローカル駅行きバス」から選ぶことになる。