■弘前大学・本町キャンパス(青森県弘前市在府町)

 

弘前大学医学部が入るキャンパスだ。

 

 

例に漏れず、付属病院が中心部を占める。

 

その周囲に、高層白塗り校舎が塀のように連なる。そんな感じだ。

 

 

 

その壁に取り付けられた時計は、ちょっとおしゃれ。

 

 

裏手に回ると、レトロな昭和モダニズムっぽい校舎もちらほら。

 

派手な折板構造の屋根。

 

 

 

 

でも、遠からず取り壊しに会いそうな予感。

 

とまあ、一通り見てから、徒歩5分。すぐそばに、名高い「木村産業研究所」がある。

 

 

 

大御所・前川国男の日本における処女作的な建物だ。

 

日本で初めて作られたモダニズム建築(のはず)だが、現代人からしてみると、普通に白い箱。

 

でもまあ、天井面はとにかくビビッド。

 

 

窓のサッシもあらかた、現代型の銀色ヨコ開き式に交換されているが、元々はミントグリーンっぽい色の跳ね上げ式だったようだ。

 

 

一部にまだ、よすがが残っている。

 

 

となると、なかなかカラフルな建物で、そういう意味からも、当時の人に衝撃を与えただろうなあ、と感じる。

 

あとは、もうちょっと歩いて、旧青森銀行記念館。

 

 

そばの角っこにある、雑居ビル。