■番外・寒河江市役所(山形県)

 

中銀カプセルタワーで有名な黒川紀章の初期の代表作として知られ、さらには内装に、芸術が爆発する岡本太郎も関わっている。

 

ということで有名な、山形県の寒河江市役所。1967年。

 

行って見たら、補修工事中だった。S・H・I・T!

 

 

正常時はこう見える。

 

 

JR山形駅から左沢線に乗る。あてらざわ、と読む。30分ほど乗ると寒河江駅に到着。

 

徒歩15分で到着。

 

 

 

1階が市議会、スロープで入る2階が市民課窓口。3-5階はオーバーハングでせり出しており、行政セクションの執務スペースになっている。

 

2階から上は吹き抜けになっていて、トップライトが注ぎ込むのも特徴だ。

 

 

しかし、有名なオーバーハングは補修中で見ることが出来ない。

 

仕方ないので内装だけでも。

 

まずドアノブ。

 

 

ひげダンスのひげみたいだが、岡本太郎デザイン。なぜ岡本太郎が?という経緯、誰か教えてください。

 

次にシャンデリア。名前は「生誕」。見るからに太郎。

 

 

上から見下ろすと、2階フロアの床にびっくり。

 

 

吹き抜けには、寒河江の市章と、「一文字に三つ星」の紋が印されている。

 

 

なぜにホワイ?毛利家ゆかりか?と思ったのだが、解決した。

 

近くのショッピングセンターに「祝・鎌倉殿の13人」と垂れ幕が。寒河江は大江広元の領地だったそうだ。

 

で、安芸毛利氏は大江広元の子孫と称している。というわけだ。

 

あとは、役所の外装をぐるりと見て、駅へ走る。

 

 

山形県は建築遺産大国。見るところが多すぎて、大変だ