■東京芸術大学・取手キャンパス(国立・茨城県取手市)
千代田線に乗って取手駅まで。さらにバスで利根川沿いに20分ほど。
バスを降り、山中?へ消えるあやしげな登り道を進むと、そこにあやしげな建物がある。
大学美術館取手分館だ。
磯崎新アトリエから独立した、芸大教授の六角鬼丈による設計。1994年。
良く、「日本武道館と間違えて行ってしまった、という笑い話」として引用される、綾瀬の東京武道館を設計した人だ。
周りには芸術作品的なものが、たくさん並ぶ。
そこから先はしばらく何も無い。延々、緑濃い通りを延々進む。
在校生や卒業生、あるいは教員の作なのだろうか。オブジェが所々に散見される。
橋を渡って、ようやく人里につく。
まず左手に食堂。
学生の作品ギャラリーも兼ねている。外部の人間には割増価格らしいが、味はイイと評判だ(と、某学食訪問ブログに書いてあった)。
右前方が校舎ゾーン。とは言っても、そんなに大仰では無い。
校舎。
作業所。と言うか、アジト。いやむしろ町工場。
旋盤チックな音が聞こえてくる。
上野の本キャンパスのように、芸術的価値の高い?(少なくとも歴史資料的な価値はある)建物は無い。
わざわざ行く価値があるかというと、まあそこは人それぞれだが、キャンパス散策と、学食でのおしゃれランチをすまして、利根川沿いに出てみる。
とても良い眺めだ。