■信州大学・長野教育キャンパス(国立・長野市西長野)

 

工学部キャンパスはJR長野駅の南側だが、教育学部は駅から北に歩いて2、30分ちょっと。

 

ここまでくると、だいぶ山が迫ってくる。山を背景にした写真が撮れるキャンパスだ。

 

 

 

前に紅葉、後ろに山。といった塩梅の西校舎。

 

それなりに年季が入っているのか、最初からなのか、タイルの貼り付け具合が結構凸凹していて、その太陽光の反射具合が乙。

 

 

 

メーン格の中校舎(管理棟)。

 

 

他にはというと、うーん、いろいろ小型サイズの庭が点在。

 

 

花壇の花も美しく。

 

 

おっと忘れていた。裏に回ると、秘密の花園のように、芝生に囲まれたレンガ造りの小さな倉庫が建っている。

 

同窓会館、という立て付けだが、もともとは旧県庁の書庫を引き継いで、教育学部の書庫として使っていた。

 

 

地震で使用不能になっていたが、大学の同窓会が修復し、ちょっとしたホールや展示スペースとして使えるようにしたそうだ。

 

キャンパス面積は7万1000平米。学生数は千数百人。

 

ところでこのキャンパス、善光寺にほど近い。

 

以前、結構前にも善光寺に行ったことはあるのだが、おやきに入っている野沢菜づけが歯に挟まって、えらく難儀したことしか覚えていなかった。

 

しかし今回行ってみると、結構いい感じの建物が並んでいるではないですか。

 

前回の時分はまだ建物への興味が薄かったので、そこへは目が向いていなかったということなのだろう。

 

わたくし事で恐縮だが、僕は家具から建物に関心が流れてきたというクチだ。昔はローエもコルビュジエも、椅子デザイナーとしか認識していなかった。

 

そんなわけで、八十二銀行大門町支店。

 

 

一九二四年落成のレトロな建物を一九九七年にいったん取り壊し、まったく同じデザインで復元新築したものだ。

 

善光寺郵便局。

 

 

旅館というかホテルというかな、藤屋。

 

 

解説板によるとこの旅館、専門教育を受けた建築家ではなく、宮大工の手によるものだそうだ。

 

一見、普通に洋式建築に見えるが、確かに細部をよく見ると、なるほど「擬」洋風だ。