■番外・矢板市役所(栃木県矢板市)

 

高床式倉庫と桂離宮を、足したり引いたり掛けたり割ったりしたようなデザイン。

 

 

 

 

日本古来(風)の建物をコンクリ造で作り上げた。1961年落成。

 

驚いたことに、設計は佐藤武夫だ。

 

 

早稲田・大隈講堂の設計者の1人で、組織設計事務所・佐藤総合計画の設立者としても知られる建築家。

 

典型的な「洋風建築」の作り手だと思っていたのに、こんな物も作っていたとは。本当にびっくり。

 

 

それはさておき、宇都宮からさらにJR東北本線で40分近く北に向かって、着いたところがJR矢板駅。

 

そこから徒歩15分、といったところか。

 

そんなこんなでぐるぐると市役所を巡る。

 

 

 

 

でもそういえば、佐藤武夫は山口県・岩国の錦帯橋の再建に関わった際、伝統工法での再建を主張したそうだ。

 

そういうのも、好きなのかしら。

 

 

 

隣の図書館もちょっと素敵。

 

 

さて問題はその後だ。特に目立った観光名所はない。長峰公園という市民公園はなかなかのものだが、まあ、公園だ。

 

とはいえ、典型的な北関東の町並みをだらだら歩いて回るのも、良いだろう。

 

帰りにJR岡本駅で降りて「きく凜」というラーメン屋に寄ろうと思ったのだが、念のためにスマホで営業中か確認したところ、「閉店」との無情な情報。

 

烏山店の頃から好きだったのに。

 

本日2番目の衝撃だ。