■東北大学・青葉山キャンパス(国立・仙台市青葉区荒巻)
東北大は三つのキャンパスに分かれている。
開学期のレトロな建物が集まる片平キャンパス。
発展期のレトロモダンな校舎が集う川内キャンパス。
そして最先端の研究に取り組む現代建築の巣窟、青葉山キャンパス。
地下鉄に乗って東西線青葉山駅へ。地上に出ると、そこがキャンパスだ。
まずは東側エリアへ進む。最初に見えてくるのが耐震用途的構造材が斜めってる人間・環境系教育棟。建築専攻が入っている。
その先にカフェや学生食堂。工学部中央棟も。カンチレバー。
まあとにかく、最先端の建物が集っている。
そうでない、地味にいい感じの建物もいっぱいあるけれど。
落ち着く緑も豊富。
端正なモダニズム建築。池とセットで魅惑の附属図書館工学部分館。
建物、池、その奥は階段の向こうで一段高まった敷地。立体的で、教科書的に非の打ち所のない作りだ。
まあそんな感じで、次は北側エリア。
こちら、キャンパスで一番目立つ理学研究科合同C棟の新しさとは逆に、奥へ行けば行くほどレトロになる。
奥まった端の物理系講義棟とかは、ちょっとユニークな外壁。
タイル張り外壁なのだが、劣化による落下防止なのか、表面に樹脂シートみたいな物が貼り付けられているというか、塗り込められている。
結果として、独特の質感の壁に。
中庭などを経て進む。
そんなこんなで、残りの西南エリアへ向かう。
ここは最も新しい、まさに開発中のエリア。茫漠たる荒野にどでかいストリートとおおざっぱな建物、と言うと言い過ぎかなあ。
農学部図書館や食堂などが入る青葉山コモンズは、写真に撮るには良いかもしれません。
自分でも雑な説明だと思うが、青葉山は広すぎる。もうくたくただ。
面積はよくわからないが、160万平米を超えるだろう。学生数はたくさん。7、8000人は、いるんじゃない?