■番外・岩手県庁(盛岡市)

 

盛岡市内は新旧取り混ぜて味のある建物が多い。冷麺などのグルメも充実。

 

良いところだ。

 

まずは旧県会議事堂庁舎。現在の正式名称は岩手県公会堂で、今も現役だ。

 

 

 

大隈講堂や日比谷公会堂を手掛けた、佐藤功一の設計。1927年。

 

 

スクラッチタイルにテラコッタ。ちょっとフランク・ロイド・ライトっぽい文様の装飾。

 

まさに、当時の「はやり」を体現したかのようなデザインだ。

 

 

 

 

そんで現在の県庁。霞ヶ関ビルなどを設計した山下寿郎。1965年。建物自体は良くある感じだが、入り口の車寄せがかっこいい。

 

 

 

 

さらにその先には、東京・お堀端のパレスサイドビルを焦げ茶のタイル張りにしたような、三田商店本社ビル。

 

 

圓堂政嘉の設計で1968年。

 

交差ヴォールトを途中で切り落としちゃったかのような1階アーチが、京大・楽友会館みたいで面白い。

 

ちょっと離れて、北日本銀行・大通支店。ガラスブロックが素敵。

 

 

そんで県警本部。

 

 

あとは城跡公園をぶらぶら。

 

思うことはやっぱり、東日本と西日本の植生の違いだ。

 

東北へ向かうほど、木々は背が高く、もしゃもしゃと、あふれんばかりに葉を生やしている。